昨年のシンデレラボーイ、ジェイソン・ゴアが絶不調・・・
雨に流されたBUY.COM最終日
シーズン終わりに賞金ランキングの上位15位以内になれれば、来季PGAツアーカードを得られる。この目標だけを目掛けBUY.COMツアーの選手たちは戦ってきた。そしてついに、その賞金ランキングの順位が決定する最後の試合、「ツアー選手権」が始まったが、連日連夜の雨模様。3ラウンド目が終了したのは日曜日の午前だった。
この時点での首位は現在賞金ランキング2位のパトリック・モアが10アンダーで単独首位。2位タイには、ランキング10位のスティーブン・アルカー、ランキング47位のマイク・ハイネン、そしてランキング42位のジェフ・クラウクがいた。47位のハイネンやランキング42位のクラウクでも優勝さえ出来れば、待望の15位以内に浮上できるとあって、ヒートアップした最終ラウンド。
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そのクラウクがチャージをかけた。3番でバーディを奪い10アンダーに伸ばし、雨で崩れ始めたモアを逆転し首位に踊り出た。前半ハーフが終わった時点でクラウクは11アンダー。優勝しての15位入りを可能なものにしようとしていた。しかし10番でクラウクがパーセーブ確実な場所にチップショットを寄せた時点で残酷な「サスペンディッド」の合図。全選手がホールアウトすることは不可能とされ、悲しくも大会は54ホール試合に縮小。結果、54ホールまでのリーダーボードで試合終了 。クラウクの最終ラウンドでのチャージは雨に流されてしまった。
ジェフ・クラウク
「今回のことはそんなに思いつめないようにするよ。だって、残りの9ホールが出来ていたとして、僕がその後チャージを続けられたかどうかの保証はないし。他の選手たちだって、どういうスコアになったかわからない。とても残念だけどしょうがないよね」
◇生き残った!?上位15名
1位 パトリック・モア
2位 アーロン・オーバーホルサー
3位 ダグ・バロン
4位 スティーブ・アルカー
5位 クリフ・クレスジ
6位 ジェイソン・ゴア
7位 トッド・フィッシャー
8位 マルコ・ドウソン
9位 ダロン・スティルス
10位 アーロン・バッデリー
11位 ジェウソン・ブーア
12位 パトリック・シーハン
13位 ゲビン・コールス
14位 タッグ・リディングス
15位 トッド・バランジャー
*16位から30位に終わった選手は、PGA「Qスクール」の最終ステージへの参戦が可能。
ザ・ゴルフ・チャンネルでは「Qスクール」最終ステージの4日目から最終日の模様をライヴ中継予定