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1シーズンPGAツアー初優勝15人の新記録!

ニュージーランド出身の30歳、フィル・タタランギは念願のPGAツアー初優勝で「PGA」の記録ブックに名を残すことになった。なんとタタランギは今季15人目のPGAツアー初優勝者。1シーズンで15人もの初優勝者が出たのはPGAツアーの長い歴史でも初めてのこと。タタランギはこの優勝の前にも、プロになってから全豪選手権など2勝挙げている。

1994年にPGAツアー入りしたタタランギはこれまでの150参戦で9度のトップ10入りをしている。2000年シーズンに首の神経を痛め、さらに不整脈があったため、ほとんど参戦できなかったタタランキだったが、2001年にはQスクールを突破しPGAシード権を維持した。
2002年のタタランギの成績は安定していた。25試合で19回の予選通過、4度のトップ10、平均スコア70.62はPGAでも50位以内に入る実力となっている。

フィル・タタランギ
「首位に立てるなんて思ってはいなかったけど、すでに4ラウンドしてるコースで、天候にも恵まれていたから全てのホールでバーディを取るくらいの勢いで行こうと決めていたんだ」
最高の10バーディ、ノーボギーというラウンドの後、打ち出した29アンダーが優勝をさらうのに足りているか分かるまで待たされたタタランギ。後続陣の勢いが気になりながらもただプレーオフに備え、練習することしか出来なかった。

フィル・タタランギ
「待っているのは苦痛だったね。プレーしている方がマシだ。もちろんプレーだって自分の思うようにいかないときがあるけど、でも待っているだけだと自分ではどうにもできないから辛かったね」

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