全英オープンの作り方/競技委員・山中博史のロイヤルリザムレポート<5>
ロコ・メディエイト「全英」に行かない理由を弁明
全米オープン後に、マスコミが書き上げたロコ・メディエイトの記事には「全英オープン開催地のミアフィールドはベスページ同様とても距離が長く、グリーンも速くて、厳しいコース。自分のゲーム内容に合わないコースだから参戦しない。参戦しても時間の無駄だから」と記されていた。これを聞いたメディエイトの大先輩、アーノルド・パーマーは激怒。先日のザ・ゴルフ・チャンネルの取材でも...
アーノルド・パーマー
「メディエイトが、コースが自分のゲーム内容に合わないから全英に出ないだと?呆れたね。涙がでるくらい情けなかったよ」
ロコ・メディエイトは18歳の頃からパーマーに可愛がられてきただけに、大先輩のこの言葉に深く傷つき、弁明。参戦しない理由はそんな我が儘なことではなく、怪我が原因だとザ・ゴルフ・チャンネルの番組で反論した。
ロコ・メディエイト
「パーマーと僕の今までの関係から、僕がそんなことを言うはずないと、信じてくれると思っていた。マスコミはちゃんと全てを伝えていない。全英に出ないのは、腰痛がひどくて、このままではどこでやるとかに関係なく、自分の納得いくプレーが出せないから時間の無駄だといったんだ。僕が100%の状態なら、どこで開催しようと必ず参戦するよ。パーマーにはちゃんと説明したら、彼も笑っていたよ。お前がそんなこというはずないと思っていたってね。マスコミのせいで吊るし上げられた。まいったよ」
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