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何度言われたことか!?「今度こそミケルソン」

世界ランキング2位。キャリア優勝回数は10年間で20勝。誰もが認める世界ナンバー1のレフティが今回、10回目のマスターズに挑む。

フィル・ミケルソン(メジャー38参戦中:14度のトップ10)
「正直なんと言っていいのかわからないよ。いろいろ言われ続けているけど、例えばこの一年調子は上向きだし、自分のプレーに満足しているしね。プレーヤーとしての成長ぶりにも満足しているから、これ以上なんと言えばいいんだ?メジャーが取れないと言われ続けて、焦っていないと言うとウソに聞こえるだろうけど、まだ31歳だしチャンスはあると信じている。もちろん早く勝ちたいけどね。自分のプレーに自信もあるし、優勝争いに絡んでいることも多いから必ず勝てると信じているよ。」

リック・スミス(ミケルソンのコーチ)
「マスコミのやっかみに彼は堂々と対応しているね。決して悲観的になったりしていないところには関心するよ。彼を応援しているファンも多いし。そりゃ彼自身だって早くメジャーを取ってこのような言われ方から早く脱出したいと思っていると思うけどね。」

デビッド・デュバル(01年全英オープン・チャンピオン)
「フィルの気持ちは誰よりも分かるつもりだよ、自分も昨年まで同じ立場だったからね。もし立場が逆で彼が先にメジャーをとっていたら今頃マスコミの餌食になっているのは僕だからね。」

ロッコ・メディエイト(PGA18年目)
「フィルが一か八かのショットを打つときは自分を信じているんだよ。そういう行為を僕は愚かだとは決して思わない。僕は怖じ気づいてしまうけど、彼は前向きなんだ。彼が攻めのゴルフをして失敗するとみんなもの凄く責めるけど、昔パーマーがクレージーな攻め方をしても誰も何も言わなかったのに変だよ。フィルの潔さは好きだよ。彼は<これが僕のプレースタイル、気に入らなきゃ観るな>って感じさ。」

フレッド・カプルス(92年マスターズ優勝者)
「彼がついに勝つ時もきっと淡々としているだろうね。彼の昨年のコメントを凄く気に入っているんだ。<僕は1つのメジャーに勝つことだけに精神を注いでいるわけじゃない。多くのメジャーに勝つために日々努力しているんだ>と。素晴らしいコメントだよ。」

フィル・ミケルソン
「そりゃ、このメジャーを取れれば嬉しいけど、取れなくても別にって感じさ。せっかくみんなが応援してくれるから、今年中に取りたいとは思っているけど。その程度。自分のベストを出す方が大事だよ。勝つために僕ができることはただひとつ。誰よりもロースコアを出すことだけさ。」

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