パットの名手ブラッド・ファクソンが膝を負傷
携帯電話全面禁止!
PGAツアーではコース上でも、練習場でも、携帯電話の使用は一日中、全面禁止となる。プレイヤーも、メーカーの営業担当者も、メディアも、キャディーも、すべての関係者が使用禁止だ。施行されるのは3月21日からのプレイヤーズ・チャンピオンシップからとなる。先のマッチプレイ・チャンピオンシップの際に開かれたPGAツアーの政策委員会が全会一致で承認した。禁止措置は練習ラウンドの時にも適用される。使用が認められるのはロッカールーム、メーカーのトレーラーの中、そしてメディアセンターといった場所だけとなる。
観戦者の携帯電話の使用は数年前から認められていないが、ときどき使われてしまっている。ソニーオープンの大詰め71ホール目に優勝争いをしていたジョン・クックのスゥィングの最中に着信音が鳴ったことで、問題が大きく取りざたされるに至った。政策委員会のプレイヤー委員であるブラッド・ファクソンは言う。
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「あの件で、もはや限界にきていることがわかったでしょう。プレイヤーは誰だって着信音が鳴れば憤慨するでしょうけど、最初に練習場に携帯電話を持ち込んだのは我々です。もはや部分的な措置ではダメで、全面禁止にするか制限なしかという問題だと感じていました」
「ビュイック・インビテーショナルのときに一緒に回ってたヤツが16番ホールで女房に電話を入れて、予選通過できないからこれから飛行機にのって、食事の時間までに家に戻ると話してました。おいおい、いい加減にしろよなってことですよ」
全米オープン優勝経験者のあるプレイヤーも含めて何人かは、練習場でイヤーピースを付けて話しながらボールを打っていた。
「やり方を変えなくてはならないプレイヤーはいますね。グレッグ・クラフトとか、ピート・ジョーダンとか、トミー・アーマー三世なんかはどうするんでしょうね」
しかし、アーマーは禁止措置もファクソンの指摘についても大丈夫だという。
「携帯電話のない時代からやってるのだから、長い目で見ればおそらくは私のためになることです」(GW)