石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
2009年 マスターズ
期間:04/09〜04/12 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
石川遼、公式会見の一問一答
トーナメントウィークの火曜日、マスターズの公式記者会見に呼ばれた石川遼は、冒頭に「まるで夢のようです。先週から7ラウンドの練習ラウンドをしているけど、いまだに自分がオーガスタに居ることが信じられない」という言葉から、恒例となっている英語でのスピーチを披露。招待してくれたマスターズへの感謝とコースの素晴らしさを称え、ファン、スポンサー、メディア、そしてチームと家族へも心からの感謝を伝えた。
――今日、コースに来なかった理由は?
「恥ずかしい話、昨日はこれまでの練習ラウンドとは全く違う緊張で、スイングがバラバラになってしまったので、今日は一人で集中して練習していました」。
――ペアリングが発表されましたが(アンソニー・キム、ロリー・マキロイ)、その感想は?
「憧れの選手だし、一番一緒に回りたかった選手。もの凄く興奮しているし、マキロイの会見をテレビで見て、『若い世代の選手が大会を盛り上げればいい』というような事を言っていて、僕も盛り上げる一人に入れれば、凄く良い経験になると思う」。
――今日練習して、これまでの感覚は戻ってきましたか?
「はい、昨日の体の動きが嘘のように、一昨日の感触に戻りました。昨日は練習ラウンドの後、家のガレージで素振りをして、今日の午前中も合わせると合計3時間は素振りをしていました」。
――タイガーの後姿を見ながらのラウンドとなりますが、冷静で居られますか?
「間違いなく冷静には出来ないと思う。他の人が見ていて、顔が固いとか、緊張していて歩き方が違うとか変化が出るかもしれないけど、そこは気にしないで自分のベストを尽くしたい。どんなに汚いゴルフだとしても、自分のベストを尽くして18ホールを回りたいです」。
――スコア的な目標は?
「これまで7ラウンドして、これまでで1アンダーが最高で、次がパープレイですが、その2日間よりははるかに緊張するだろうし、最終的な目標はパープレイです」。
――ノーザントラストから帰国して以降スイング改造をしていましたが、その影響は?
「僕自身、今までゴルフをやってきて、コーチに見てもらったことがなく、今回初めてコーチに見てもらうことになって、父とは言葉の伝え方も違うし、取り組んでみたものの父が考えていたのとは違うものもあったけど、悪い影響というのはひとつもないです。これに取り組もうと決めたら、最後は僕が決めて取り組んでいます」。
――予選通過出来たとしたら記録にもなりますが、その意識はありますか?
「どこのコースでプレーするにしても、1ショット1ショット最善を尽くしたいので、頭の中では予選通過じゃなく、ピンに届くなら狙っていくし、入れるつもりで打つこともある。予選通過をしたいという気持ちはもの凄くあるけど、頭の中では出来るだけ少ない打数で回ることだけを考えています」。