タイガーウッズ、久々に米ツアー出場!!
昨日、今季「全米オープン」開催地であるオリピアフィールズCCで、タイガー・ウッズがバスケットボールの神様マイケル・ジョーダンとラウンドしていたというニュースが流れたが、米ツアーに戻るのはマスターズ以来久しぶりのこと。トーナメントとしては、5月中旬に欧州ツアー「ドイツバンク- SAPオープンTPC of ヨーロッパ」に出場しているが、本拠地アメリカでのプレーはご無沙汰となっている。そのタイガーが、ジャック・ニクラス主催米ツアー「メモリアルトーナメント」の練習ラウンドを単独で行った。本番並のギャラリーに囲まれての練習ラウンドだったが、その観衆の中には元大統領のブッシュ氏の姿もあった。開催コース、ミュアフィールド・ビレッジCCはグリーンの大幅な改修を行ったと伝えられているが、その違いにタイガーの意見は。
タイガー・ウッズ
「ジャックは、グリーンの傾斜を変えていた。グリーン周囲の芝を所々長めに刈ってあって、チップショットを狙う際に難しくしてある」
大々的な改修が施された478ヤードの17番パー4でタイガーは、3番ウッドで驚異的な290ヤードを飛ばし、7番アイアンでグリーンをとらえ、2オンに成功した。実際改修されたコースを体感した後、タイガーの評価は上々だった。
タイガー・ウッズ
「ジャックは素晴らしい改修をした。このコースにはちゃんとひとつの表情があったんだけど、みごとな改修で、しっくり収まっているために、まるで何も変わってないかのようにも思える。オーガスタの改修に似ている。17番のように完璧に違うホールなのにも関わらず、コース全体としっくりきていて、まるで最初からあったホールのように馴染んでいる」
6週間米ツアーから離れていた点については、腕のさび付きなどの心配はご無用とのこと。3週間前の米ツアー「ワコビア選手権」には出場の意志があったが、タイガー・ウッズ基金の活動とテレビコマーシャル撮影などのスケジュールが重なり、叶わなかった。2週間前の欧州ツアー「ドイツバンク- SAPオープンTPC of ヨーロッパ」でのプレーには満足しており、またその後の練習での成果も万全だという。
タイガー・ウッズ
「ドイツバンク- SAPオープンTPC of ヨーロッパでは良い感じに打てていたので、満足している。ドイツのグリーンでは不慣れなところがあったが、ここのグリーンは大丈夫なので、楽しみ」
「メモリアルトーナメント」通算4度目の優勝がかかるタイガー、しかしその照準はすでに「全米オープン」にある。昨日の練習ラウンド後の感想では、昨年のベスページ・ブラックとはまるっきり違うタイプのコースで、より多くの選手に優勝のチャンスがあると語る。
タイガー・ウッズ
「特徴として、フェアウェイの傾斜を使ってランが出せるホールがいくつかある。昨日プレーした時は芝が柔らかかったけれど、たとえばティショットの飛距離が260~270ヤードくらいのショートヒッターの選手でもうまく傾斜を使えば、さらに20~30ヤードは稼げるようになっている。誰にでも勝つチャンスがある、そんなコースだ」