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ビジェイ・シン「アニカ批判」真相は?

ビジェイ・シンが今回のアニカ・ソレンスタムによるバンク of アメリカコロニアル出場について、AP通信とのインタビュー時に、「アニカには予選落ちしてほしい」とか、「馬鹿げた行為だ」とか、「米ツアーに相応しくない」といった批判を述べた。さらにもしソレンスタムと同組でラウンドすることになったら、棄権するとまで語った。ビジェイは、「ソレンスタムが米ツアーに出場することで、PGAツアーの選手から貴重な1枠を奪ったのだ」と激怒したという。 しかしビジェイ・シンほどの立場の選手がここまでの発言をしてしまうと、個人的な意見には留まらない。ビジェイの発言を発端に、ゴルフ界では波紋が広がってしまっている。そこで、張本人に爆弾発言の真意を問うことにした。

- 「いまこの取材が始まる前に、今回のコメントで受けた注目は、マスターズのグリーンジャケットをとった時以上だと冗談を言っていましたが、アニカに対する発言がこんな大事になると思っていましたか?」

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ビジェイ・シン
「私の意図した方向ではない。私は誰も攻撃したつもりはないんだ。とくにアニカ本人を責めたつもりはさらさらない。私が意図しない表現で広がってしまった。例えば、彼女に予選落ちして欲しいと言ったのは、もし私が予選落ちして、彼女が本戦に残ったら、女性に負けたというレッテルを貼られてしまうだろう?でもそういう風には記事になっていなかった。また彼女と同じ組になりたくないという発言も、米ツアーに対する嫌味なんだよ。メジャーのときは別として、ペアリングはそれぞれのカテゴリーを考えて行われる。私と彼女が同じカテゴリーになるはずはない。なのに同じ組にされたら、私が米ツアー選手としてツアー側に軽んじられていることになる。残念ながら記事を書いた記者が私のコメントを曲げて記載してしまったんだ。残念だし、ある意味むかついたよ」

- 「一時はいろいろな意見が飛び交っていたアニカの米ツアー出場ですが、最近は皆さんコメントを控えています。米ツアーの皆さんはどのような意見なのでしょうか?」

ビジェイ・シン
「私が代表して話すわけにはいかない。同じ意見の人もいれば、違う人もいるから。ただ、米ツアーは男子プロの仕事場である。我々はこれで生活しているわけだから、彼女が出場することで、米ツアーで必死に生活している誰かの1枠を奪ったことは事実だ」

- 「ビジェイは米ツアー優勝者で、アニカはカテゴリー3ですから、同じ組には成り得ません。しかし予選を通過すれば3日目さらには最終日に同じ組になる可能性があります。その場合はどうしますか?」

ビジェイ・シン
「私が言っていたのは米ツアー側のペアリングのことで、初日と2日目の話。3日目以降は実力の問題だから、もちろんプレーする」

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