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2012年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/09〜08/12 場所:キアワアイランドリゾート(サウスカロライナ州)

全米OP覇者シンプソンが復帰 “ショートパター”を練習中?

6月の「全米オープン」メジャー初制覇を成し遂げたウェブ・シンプソンが、9日(木)にサウスカロライナ州キアワアイランドリゾートで開幕する「全米プロゴルフ選手権」で戦列に復帰する。

シンプソンは全米オープン翌週の「トラベラーズ選手権」に出場後、戦線を離脱。7月28日に誕生した第2子出産に備え、ダウド夫人をサポートしていた。久々のトーナメントを迎えるにあたって、今大会の2週間前から本格的な練習を再開し、開幕前の2日間をかけて、アウト、インの18ホールをラウンドして調整。

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「明日はあまり自分にプレッシャーをかけずにやろうと思う。ちょっとブランクがあるからね。本調子に戻るまでには少し時間がかかるだろうから、今週は我慢しながらやる。良いスタートが切れたら、すんなりといくんじゃないかな」とリラックスムード。それでも幼少期に育ったゴルフコースは、今大会の舞台オーシャンコースを設計したピート・ダイがデザインしたものもあったそうで「彼の手法が大好きなんだ」とモチベーションは高い。

ところで、シンプソンといえば中尺パターの使い手のひとりとして有名。ウェイクフォレスト大時代にショートパターからチェンジし、昨年は2勝を挙げて大ブレーク。才能が一気に開花した。しかし、この長いオフの間に、2本の通常の長さの“ショートパター”を注文し、練習を重ねていたという。

昨年の「全米プロ」でキーガン・ブラッドリーが中尺パターを使用した選手でメジャー初勝利をマーク。そして今年に入り、「全米オープン」でシンプソンが、そして7月の「全英オープン」ではアーニー・エルスが同じように中尺で勝利。最後に逆転されたアダム・スコットは長尺パターと、結果だけを見れば“ブーム”に拍車がかかるような状況ではある。

その一方で、ゴルフルールを策定するR&A、USGAが、いよいよこれらのパターについての規制を明文化する動きが噂される中、シンプソンは「準備をしておくことに越したことは無い」と、動き始めていた。

もちろんシンプソン自身、その動きには反対する姿勢を保っている。「僕には禁止する理由が分からない。35インチのパターが45インチになることよりも、(小さな)木製のウッドが460ccのチタン製になったことほうが、よっぽど大きな違いだと思う。去年のパターの平均ストロークだって、20位以内に中尺、長尺を使っている選手はいないんだ。有利だと言うなら、スタッツ(データ)を見て欲しい」。メジャータイトルとパターの長さを巡る議論は、もう少し続きそうだ。(米サウスカロライナ州チャールストン/桂川洋一)

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