19日（木）に英国ロイヤルリザム＆セントアンズで開幕する「全英オープン」の初日、2日目に行われる予選ラウンドの組み合わせが発表された。4年連続4度目の出場となる石川遼は、2010年大会でも予選を共にラウンドしたトム・ワトソン、さらに2010年の「全米プロゴルフ選手権」を制したマーティン・カイマー（ドイツ）と同組でラウンドすることになった。

石川はワトソンと相性が良い。2010年「全米オープン」で初めて同組でラウンドした際には、予選2日間を首位と2打差の2位タイで通過し、決勝ラウンドではスコアを崩して33位タイとなったが、メジャーで戦える手応えを掴んだ。さらに、その年の「全英オープン」でも再び同組になり、予選2ラウンドを通算3アンダー21位タイで通過。大会3日目は苦戦を強いられたが、最終日にスコアを延ばして27位タイフィニッシュ。大ベテランとラウンドした2大会は上位で決勝に進出している。

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その石川組の1つ前でラウンドすることになったのが、タイガー・ウッズだ。今季米ツアーではすでに3勝を挙げ復調を印象づけているが、真の復活にはメジャータイトル獲得が必要なのかもしれない。ジャスティン・ローズ（イングランド）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）とのラウンドと予選2日間で好スタートを切りたいところだ。

タイガー組の1つ前には藤田寛之が登場する。同組には2010年「全米オープン」覇者で、今年の同大会でも優勝争いを演じたグレーム・マクドウェル（北アイルランド）、メジャータイトルが目前に迫るもあと一歩及んでいないダスティン・ジョンソンの2人となった。

このビッグネームが集結する時間帯に日本の新鋭・藤本佳則の名前も加わった。藤田組の1つ前でラウンドする藤本は、同組に今年の「マスターズ」覇者、バッバ・ワトソン、さらにメジャータイトルこそ持たないが、世界を舞台に活躍を続けるリー・ウェストウッド（イングランド）が入った。日本ツアーでセンセーショナルなデビューを果たした藤本が、初のメジャー挑戦で世界レベルの強豪を相手にどこまで戦うことができるか注目される。