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2012年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:オリンピッククラブ(カリフォルニア州)

藤田が日本勢で唯一の予選突破!「あとは上に行くだけ」

米国カリフォルニア州のオリンピッククラブで開催されている、海外メジャー第2戦「全米オープン」2日目。4人が出場している日本勢は、15位タイからスタートした石川遼が「78」と大きく崩れ、予選カットライン(60位タイ以内)に1ストローク及ばずの通算9オーバーで予選落ち。さらに、谷口徹高山忠洋もそれぞれ通算11オーバー、通算13オーバーで決勝ラウンド進出は叶わなかった。

その中で日本勢の砦となったのが、通算5オーバーの74位タイからスタートした藤田寛之だ。初日はティショットの精度に欠いてラフの対応に苦しんだが、この日は「ショットが良くて、フェアウェイにいく回数も多かった」と安定したプレーを披露。スタートホールの9番から「難しいパーパットもほとんど無かった」と確実にパーオンを続け、バーディこそ奪えないものの11ホール連続でパーを並べた。

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周囲が続々とスコアを落としていく中、パープレーで凌ぐ藤田の順位は着々と浮上をたどる。しかし、3番(パー3)でこの日初めてのボギーを叩き6オーバーに。「(カットラインは)7オーバーだと思っていた。ドキドキでした」という心境の中でも、「4番、5番、6番と(ティショットを)ラフに入れたら終わりだと思っていたけど、全部フェアウェイに打てた」と安定性は崩れず、7番では「大きかった」というバーディでガッツポーズも。最終8番(パー3)をボギーフィニッシュとしたが、通算6オーバーの42位タイで2010年以来となる同大会自身2度目の予選突破を果たした。

「とりあえず最低限の目標はクリアできた。あとは1つでも上に行くだけです。頑張りたいですね」。16日(金)に43歳の誕生日を迎えた藤田。残り2日、「ここに居られるだけで楽しい」という憧れの舞台で躍進を遂げ、バースデーウィークに花を添えることができるか。(カリフォルニア州サンフランシスコ/塚田達也)

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