J.ダフナーとB.スティールが首位タイ!池田は43位タイで最終日へ
2011年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/11〜08/14 場所:アトランタ アスレチッククラブ(ジョージア州)
J.ダフナー、勝敗の鍵は上がり4ホールの攻略法
全米プロ選手権3日目、PGAツアーではまだ未勝利のジェイソン・ダフナーが、2日目の「65」に続き3日目も4バーディ、2ボギーの「68」とスコアを伸ばした。通算7アンダーはブレンダン・スティールと同じトップタイというポジション。明日の最終日、最終組でプレーを開始する。
ダフナーは前半の7番と9番でバーディとして一時は通算単独トップに立っていた。後半に入ると12番と14番の2つのボギーでトーナメントリーダーから脱落してしまうが、とても難しい上がりのホール15番と16番を連続バーディとして通算7アンダーでフィニッシュとなった。
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Q:3日目の振り返り
ダフナー: 良いポジションですね。今日はしっかりとプレーすることが出来ました。パッティングで数回ミスを犯してしまい悔しかったですが、それがゴルフですから仕方がないですね。
Q:明日のゲームプランは?
ダフナー: 明日もこれまでと同じような心構えでプレーをします。まずフェアウェイにしっかりとティショットを打って、前半で良いスタートと行きたいですね。前半の方が少し易しいです。優勝できる位置に進めていきたいです。
Q:パーオンは今日18ホール中17回でした。 アイアンは調子良さそうですね?
ダフナー:はい、ショットの感触はとてもいいです。 初日の前半はいまひとつでしたが、その後は良い感じです。初日はパーオンが7回、昨日は8回、今日は18ホール中17回ですね。ティショットもまずまずです。フェアウェイを外した数ホールは浅いセミラフでした。今日はアイアンが一番良くて、その次に良かったのはティショットですね。
Q:最終ホールについて
ダフナー:18番にたどり着いたときには3打か4打差ぐらいのリードがあるといいですね。私は(18番で)良いプレーが出来ています。ティショットも構え易いです。ティのポジションはここ2日間少し前に出ていますが、明日は一番後ろになるでしょう。他の選手は少し苦労しているようですが、私は落ち着いて打っています。構えた感じがとても良いんです。
Q:外見を観察していると静かに見えますが、内面も静か、落ち着いているのでしょうか?
ダフナー: そうではありませんよ。すごく緊張する方ではありません。このコースはストレスが溜まりますね。難しいショットがいくつもあります。ミスショットが直ぐにダブルボギー、トリプルボギーになってしまうので注意しないといけません。私にとっては(プレーヤーズ選手権が行われる)ソーグラスに似ていますね。 見た感じ、似たような芝です。 今週は内面ストレスが溜まっているのですが、何故だかあまり感情に出ませんね。
Q:あなた自身このポジションにいることに驚いていますか?
ダフナー: 少し驚いています。この試合の前は4試合連続で予選落ちが続いていました。 そしてその後休養を取りました。この会場来たのは先週金曜日です。チャック・クック氏
からスイングを見てもらって練習をしています。ショートゲーム、パッティング、ティショット、そして芯をしっかり捕らえる練習をしていてしっくりきています。南部育ち、通った大学も近いですし、バミューダ芝にも慣れています。しっかりとフェアウェイに打つことは得意なので良い感じです。メジャー競技の最終組でプレーをすることには少し驚いていますが、今回のようなコースで良いプレーが出来ていることに対しては驚きはありません。
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今田竜二の大親友となるジェイソン・ダフナーは、昨年と開催コースは異なるものの、この大会で優勝とは2打差の5位と健闘を見せている。2月に行われた「ウエストマネージメントフェニックスオープン」ではマーク・ウィルソンを相手にプレーオフで惜敗。PGAツアーでは6年間で620万ドルを稼いでいるが、まだツアーで優勝の経験はない。(PGAツアーの下部組織となるネーションワイドツアーで2勝の経験あり)
私はこれまでダフナーを下部ツアー時代から見てきているが、緊張してくると低いフックボールがでるときがある。ダフナーの独特の動作、プリショットルーティンは、グリッププレッシャーを軽めにして手首を大きく使い「ゆるゆる、ぶらぶら」とヘッドの重みを確認していく。極度の緊張感に達しているときに同じように脱力感を出す事ができるかどうか?
当たり前のことだが、上がりの4ホールをどのように攻略してくるかが勝負の分かれ道に
なる。ダフナーはこの3日間で最難関の15番から18番までの4ホールでボギーなし、3バーディで通過できている。 明日ダフナーが15番に来たときに追いかける立場になっているのか、それともリードを守る立場になっているのかによって戦略が大きく変化する。 本人がインタビューで語っていたように、フロントナインでスコアを伸ばすことができれば、下から追い上げてくる選手が限定されてくるので戦いやすくなるだろう。
追記: ダフナーが通っていたオーバーン大学(アラバマ州)の応援の合い言葉は「WAR EAGLE」。最終日、最終組で回るダフナーの応援には、隣のアラバマ州からもたくさんのファンが駆けつけてこの「WAR EAGLE」という声援が聞こえてくるはずだ。
解説/アンディー和田 (ゴルフチャンネルトーナメント解説者)
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★ラウンド データ
70 - 65 - 68 = 203(通算7アンダー)
3日目 68(2アンダー)
フロントナイン 33(2アンダー)
バックナイン 35(イーブンパー)
・バーディ: 4ホール
・パー: 12ホール
・ボギー: 2ホール
・パー3: 通算2アンダー
・パー4: 通算1アンダー
・パー5: 通算1オーバー
・フェアウェイキープ率: 57.14% (14ホール中 8ホール)
・パーオン率: 94.44%(18ホール中 17ホール)
・合計パット数: 33パット
・バンカーセーブ: 1回中 0回 1パットセーブ(0%)
※3日間通算 3回中 1回 1パットセーブ(33%)
・ドライビングディスタンス(計測指定ホール 2番、5番)
2番ホール 290ヤード
5番ホール 260ヤード
2ホール平均 275ヤード