石川遼のミラクルパーセーブなど初日のハイライト
2011年 WGCブリヂストンインビテーショナル
期間:08/04〜08/07 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)
A.スコット、タイガーの“元相棒”とのタッグで首位発進
4日(木)に米オハイオ州アクロンで開幕した今季の世界選手権シリーズ第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」初日。オーストラリアのアダム・スコットが8バーディ、ノーボギーの「62」をマークして8アンダーの単独首位に立った。
今季初優勝、そしてWGCのタイトル獲得へ最高のスタートを切ったスコットは「スイングがすごくいい感じ。スタートから積極的に優勝争いに加わりたいと思っていた」と口元に笑みを蓄えた。前半に3つバーディを奪うと、後半は5バーディを記録。勢いは最後まで衰えることなく見事なノーボギーラウンドで初日を終えた。
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スコットは今季途中からキャディにスティーブ・ウィリアムス氏を据えている。スティーブは長年、タイガー・ウッズと連れ添った名キャディ。ウッズの故障期間中に「全米オープン」などでスコットのバッグを担いだが、先月ウッズは“正式に”決別することを決断した。
今大会で3か月ぶりにツアーに復帰したウッズはこのファイヤーストーンCCで過去7度優勝。そしてもちろん、そのすべてでバッグを担いでいたのがスティーブだ。「62で回ったことなんて、彼(スティーブ)は何とも思っていないよ。これが普通だってね」とスコット。心強い存在であることは間違いない。その一方で「こういうことはツアーではよくあることだろう。そんなに厄介なことだとは思っていない。ただ、彼(タイガー)に問題があるようであれば、何でも言ってきて欲しい」と過熱気味の周囲を抑えるように話した。
「彼は本当にコースでどうゲームを進めていけばいいか分かっている」。絶大な信頼を置くキャディの後押しを受けて、“ホワイトタイガー”は存在感をさらに誇示できるか。