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2011年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:ロイヤルセントジョージズGC(イングランド)

P.ミケルソンは猛追も及ばず3打差2位

イングランド・ロイヤルセントジョージズGCで行われた今季の海外メジャー第3戦「全英オープン」最終日。フィル・ミケルソンは一時、優勝したダレン・クラーク(北アイルランド)に並んでトップタイに躍り出たが、後半はパットに泣き、全英初優勝、メジャー通算5勝目を逃した。

トップのクラークを5打差から追ったミケルソンは、出だしからエンジン全開。2、4、6番でバーディを重ねると、7番では2オンに成功しイーグルを奪取。10番で通算6アンダーまで伸ばし、あっという間にリーダーズボードの一番上に名前を載せ、優勝争いを混沌とさせた。

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しかし続く11番で2メートルのパーパットを外すと、徐々にリズムを崩していく。13番では2メートルのパーパットを外し、14番では1.5メートルを外してバーディを逃した。「今日は素晴らしいパットもあったけれど、後半はパットで終わってしまった」。自身が昨年の「マスターズ」を制したのを最後に、欧州ツアーを主戦場とする選手がこれで6大会連続でメジャーを制覇。またしても米国勢の“リベンジ”はならなかった。

だがミケルソンはクラークの優勝を心から喜んだ。クラークは5年前、ヘザー夫人を乳がんで亡くした。ミケルソンのエイミー夫人は現在、乳がんと戦っている。「彼は素晴らしい人間で、本当にいい友達なんだ。本当にうれしい。彼と戦うのは本当に楽しかった。彼の勝利を喜んでいる選手はたくさんいるはずだ」と悔しさ以上に、相手の勝利に祝福の言葉を並べた。

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