久常涼がプレーオフシリーズ第2戦進出 52位フィニッシュには「残念です」
◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 最終日(16日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7288yd(パー70)
ツアー参戦3年目で初めて戦ったプレーオフシリーズの初戦は、思い描いた結果とはならなかった。久常涼は41位から上位を目指した最終日に、3バーディ、1ボギー1ダブルボギー1トリプルボギー「73」とスコアを落として52位。「残念です」とサバサバと振り返った。
手堅いリカバリーで滑り出した。ティショットを左の林に曲げた1番で、第2打をきっちりとグリーン手前まで運んでパーをセーブ。2番でも2mのチャンスを作った。すると、パー5の3番でグリーン左バンカーからの第3打をピン奥2mにつけ、これを沈めてバーディを先行させる。5番では200yd強の第2打で、奥ピンを攻めて1mに寄せて一時は通算2アンダーまで伸ばした。
しかし、6番で上向きかけていた流れが途切れる。ティショットを右に曲げて痛恨のOB。打ち直しもふたたび右の林に曲げ、トリプルボギーを喫した。ただし、ここで試合を手放したわけでない。8番(パー3)では2.5mのチャンスを作り、下りのスライスラインを決めきれずに悔しがった。9番でもグリーン右奥からのバンカーショットで2mに寄せてパーを拾った。
それでも、グリーン上での苦戦がスコアに響いた。13番で2mのバーディパットを決められず、ダブルボギーとなった最終18番では15mから3パット。「パターじゃないですかね」。スコアへのパットの貢献度を示す「ストロークゲインド・パッティング」は、この日全体60位の「-1.743」だった。
開幕前に43位だった年間ポイントレース(フェデックス・カップ)は45位となったものの、上位50人による次週の第2戦「BMW選手権」(ミズーリ州ベルリーブCC)進出を果たした。これによって、目標の一つに掲げてきた来季のシグニチャー(昇格大会)への出場権も確保した。もちろん、23歳にとってのゴールはここではないはず。上位30人のみによる2週後の最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)への生き残りをかけた1週間が始まる。(テネシー州メンフィス/中村文香)