「試合になると入る」金子駆大は初リンクスでポットバンカーの難しさ知る
◇米国&欧州男子◇ジェネシス スコットランドオープン 2日目(10日)◇ザ・ルネサンスクラブ(スコットランド)◇7282yd(パー70)
「全英オープン」の前にリンクスコースを体験しておいてよかった。DPワールドツアー(欧州ツアー)のルーキー、金子駆大にとっては英国も初めて来た国。今季のメジャー最終戦の前哨戦で警戒心は高まった。
バーディが先行した直後の前半15番、129yd設定のパー3にこれほど苦しめられるとは思わなかった。ウェッジでのティショットは右サイドに切られたピンよりも右に飛び、小さなポットバンカーへ。「そんなに悪いショットじゃなかったんです。右からの風が思っていたよりも来なくて。距離もちょうどよかったけれど…」と首をひねった。
背丈ほどの高さがあるバンカーからは出すのが精一杯。ピンの向こう側のカラーまで到達し、カップに沈めるまでパターで3打かかった。初日99位からの巻き返しの意欲をそぐようなダブルボギー。コースチェックの段階で注意していても甘かった。「試合になると入るんですね…。入るようなところにピン位置がある」と、まんまとワナにかかり、コースセッティングサイドの意図を読み取った。
「75」をたたいて通算6オーバーで予選落ち。次週のメジャー最終戦の出場権は5月中旬に確保した(インターナショナル・フェデレーションランク上位5人の資格)。そもそも、同月末に行われた「オーストリアアルペンオープン」で優勝しなければ、欧米両ツアーのトップ選手が集うこの“前哨戦”は出られない試合だった。
「来週はもっとチェックして、入れちゃいけないところをしっかり見ようと思います」と、ロイヤルバークデールGC(イングランド)での練習ラウンドに気合いが入る。今年の「全米プロ」以来、キャリアで2回目のメジャー。「頑張って、予選を通ります」と口にした。(スコットランド・ノースバーウィック/桂川洋一)