2026年 ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday

アイアンの縦距離に課題か 松山英樹は2週後メジャーに向けて調整必至

2026年 ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 最終日 松山英樹
アイアンの縦距離に課題か

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 最終日(7日)◇ミュアフィールドビレッジGC (オハイオ州)◇7569yd(パー72)

最終日の松山英樹は朝7時半、15番の左の林の中からプレーを再開した。前日の第3ラウンド、ティショットを左に曲げた直後に雷雨サスペンデッドとなったため、残り4ホールを早朝から消化することになった。

再開のホーンが鳴ると、林の中から上手く脱出し、その後はパーでまとめた。しかし、続く16番(パー3)と最終18番でボギーを喫し、前日の悪い流れを引きずる形となった。

2026年 ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 最終日 松山英樹
14番バーディパットを決める

その約4時間後、最終ラウンドをインコースからスタート。第3ラウンドでスコアを崩したことで吹っ切れたのか、スイッチが入ったようにバーディを重ねていく。11番(パー5)2.5mを決め、13番ではアイアンショットがショートしたものの12mのロングパットを沈めてバーディ。さらに14番3.5m、15番(パー5)では3打目をバンカーから寄せてバーディとし、一気に順位を上げた。

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15番の3打目バンカーから寄せてバーディ

しかし、16番(パー3)で流れが一変。左ピンギリギリを狙ったショットがわずかに届かず池に落ちてボギーに。ここから再び悪い流れとなる。18番ではバーディチャンスを作りながらも5mから3パットしてボギーを叩いた。

折り返し後の後半2番でもボギー、3番でバーディを奪うも、4番(パー3)で再びボギー。その後はパーを重ねたが、最終9番でスコアを落としてホールアウト。前半の貯金を使い果たし、最終ラウンドはイーブンパーに終わった。

2026年 ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 最終日
「72」でプレーした

スイングの調子が上向きで迎えた昇格大会は4日間すべてでアンダーパーを出せず、課題の残る内容となった。ティショットの精度は向上し、グリーン上も好パットは多く見られたものの、なかなかスコアに結びつかない。

前週の「チャールズ・シュワブチャレンジ」終了後、「アイアンの距離感が合ってない」と話していたが、その点は今週も修正しきれていないようだった。実際、この最終ラウンドでも前半の13番、後半の5番(パー5)、6番、8番(パー3)と縦の距離がショートまたはオーバーし、ミドルパットやロングパットを残す場面が目立った。

2026年 ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 最終日 松山英樹
2週後のメジャーに調整を重ねる

縦距離が合わないと、ミュアフィールドビレッジのような小さくアンジュレーション(起伏)の強いグリーンでは、ショートサイドに切られたピンを積極的に攻めることが難しい。この日のストロークゲインド・アプローチ・ザ・グリーン(グリーンを狙うショットの貢献度)のスタッツもマイナス(-2.606)に終わり、不本意な内容だった。

もっとも、これも良いスイングをつかみかけている過渡期といえる。2週後のメジャー「全米オープン」(ニューヨーク州シネコックヒルズGC)を前に次週はオープンウィークにあてる。自宅のあるフロリダで集中的に球を打ち込みながら、形になりつつあるスイングを固めることができるのは大きい。悔しさを胸に次なる戦いを見据えながらコースを後にした。(オハイオ州ダブリン/服部謙二郎)

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