「こだわりすぎなくても良いかな」 渋野日向子は理想のスイングに変化
◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 事前(25日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6675yd(パー72)
前週「ファウンダーズカップ」を予選落ちで終えた渋野日向子は早めに会場入りし、月曜日の予選会(マンデートーナメント)に備えていた。ウエーティング1番手からの繰り上がりを確認したのは日曜日。「マンデーに出る気で練習していたけど、入って良かった」と喜んだ。
前週はショットでバーディチャンスを作りながら、傾斜のきついグリーンで短い距離を外す場面が目立った。「ショットが良くてもパットが入らなかったらスコアにはならない。ただ、ショットが良いとストレスは一つ減る。良いパットを打てるようにチャンスを作りたい」と準備を進める。
ストローク、球筋に思うところもある。昨季まではきれいにドロー軌道を描くショットを追い求めてきた。「やっぱりドローの球筋の方が『気持ちがいい』とは思う。でも、だからといって右に打ち出してドロー(回転)をかけよう、とは思わない。こだわりを持ちすぎなくてもいいかなって」と理想のスイングは必ずしも昨年と同じではない。
大きく半円を描くような軌道ではなく、ストレートに近い球筋を目指す。「手を使いすぎず、体で打つようにしていて。手先を使わない分、ねじれるボールが少ない。ねじれた時は手を使っちゃっているということ」とミスの原因が分かりやすい。トレーニングもスイングのために身体の動きを把握するものに見直した。「将来的にはもっと(弾道を)高い球にしたい」と高みを目指す。
前週末にはうれしいニュースも届いた。同じマネジメント会社で、食事にも行く仲である笠りつ子が5年ぶりの日本ツアー優勝。リアルタイムで展開を見守り、試合後にはビデオ通話で祝福した。「めっちゃうれしかった。最後のバーディパットなんてすごかった。『いい流れが来ているよ』と言ってくれて、私も頑張らんとって」。主戦場は違えど、今季はともにシードを逃して予選会から這い上がった立場。今季3戦目の開幕を前に、先輩からたっぷりと刺激を受け取った。(アリゾナ州フェニックス/石井操)