タイガー・ウッズが単独首位!/エミレーツオーストラリアンオープン 2日目
PGAツアー2004年シーズンの期待はずれ
今年も残すところあと少し。2004年シーズンが全て終了し、すでに2005年シーズンが始まったツアーもあるが、PGAツアーも数週間後には2005年シーズン開幕となる。そこで、ザ・ゴルフ・チャンネルのアナリストたちが2004年シーズンの期待はずれに終わった選手について語った。
まず名前が挙がったのはデービス・ラブIII。2004年シーズン1勝も出来なかったことにゴルフ界は驚きを隠せない。ラブは今年ケガなどに悩まされたが、参戦試合数も終盤に向けて増やしていることもあり、秋口には2~3勝はするかと思われていた。しかし無冠。2003年シーズンに家庭の事情に苦しみながらも4勝をマークしたラブだけに、この落胆は大きい。またラブは2003年シーズン初めには、PGAツアーで戦っていかれるのか、はたまたチャンピオンズツアーに移行する時期が近づいているのか、今後数年間で判断すると語っていただけに、2005年シーズンに不安を残す。
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アーニー・エルスがメジャーを逃したことも期待はずれとは言い難いが、残念な出来事だった。4大メジャー中3メジャーでいずれも優勝する可能性が高かっただけに、最も悔やんでいるのがエルス本人。実際、随分と長い間「全英オープン」の優勝を逃したことに対して引きずっていた。
またタイガー・ウッズが現在は復活の兆しを見せているものの、2004年シーズンにストロークプレーでの優勝をひとつも収められなかったことは、この期待はずれのカテゴリーに入る。世界ナンバー1の座をついに奪われてしまったことも大きな落胆となる。しかしゴルフ界では、おかげで2005年が面白くなるとの期待の声も高まっている。
ビッグネーム以外で期待はずれのシーズンを送ってしまったのが予選通過が1試合しかなかったデビッド・ゴセット。全米アマチュア選手権の歴代チャンピオン達がみんな揃いも揃ってPGAツアーで苦戦している。ババ・ディッカーソン、ジェフ・クイニー、マット・クーチャーらと同じ道を辿ってしまっている。
チャールズ・ハウエルIIIも賞金ランキング33位に終わり低迷したシーズンだった。2003年に行われたプレジデンツカップには選抜メンバー入りを果たしたハウエルだったが、2004年のライダーカップには入れず。ルーキー年にはパーオン率が2位だったハウエルだが、今季はショートゲームに悩み苦戦を強いられ、PGAツアー最終戦「ツアー選手権」に出場することができなかった。