今田竜二、フォーティーンと用具契約を締結
最終ラウンドに捲った!!谷原秀人が米ツアー出場権獲得!
米PGAツアーのクオリファイングトーナメント(Qスクール)最終予選(12月1日~6日)が、カリフォルニア州ラ・キンタのPGAウエスト・スタジアムコース及びニクラストーナメントコースで行なわれ、谷原秀人が来季の出場権を獲得した。
最終予選に出場したのは169名。6日間(予選カットなし)に渡る日程を経て、上位30位タイまでに入った選手に来季のPGAツアー出場権が与えられる。谷原は4アンダー、44位タイというきわどい位置から第6ラウンドをスタートした。プレッシャーがかかるはずの最終日だが、緊張をまるで感じさせない落ち着いたプレーぶりを披露した谷原は、ショット、パットとも冴え渡り、最終ホールではグリーンエッジからの難しい下りのバーディパットを危なげなく沈めて、通算8アンダー、21位タイでフィニッシュ。終わってみれば、余裕の通過となった。
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「PGAツアーには、プロになったときから出たいと思っていました。Qスクールに挑戦して、その場で自分がどれだけできるかを試し、自分の成長ぶりを図りたかったんです。やってみてダメなら、もう少し日本でやれってことだと思えばいいんだと、そんなふうに考えていたので、プレッシャーもなかったし、この6日間、緊張は全然しませんでした。でも、やっぱり6日間は長いって言えば長い(笑)。うん、短くはなかったですね」
来年から、米PGAツアーには丸山茂樹、田中秀道、今田竜二、谷原と4名の日本人選手が勢ぞろいすることになったわけだが、谷原いわく、「(丸山以外)3人、広島出身なんですよ」。そんな谷原に来季の目標を尋ねたところ、「目標とかを決めて、自分に枠をはめるのは嫌なんです。できることをやればいいって考え方なので。でも、丸山さんが優勝したように、あのレベルに限りなく近づきたい」。当面は、フロリダ州オーランドを拠点に転戦するつもりだそうだ。デビュー戦はソニーオープン。感情をあまり顔に出さない谷原だが、「楽しみです」と答えた笑顔は、さすがに明るかった。
なお、日本から出場した藤田寛之は、通算3アンダー、58位タイで、PGAツアー出場権は得られなかったが、ネイションワイドツアーの出場権は獲得。S.K.ホは第3ラウンドのスコア誤記が4日目に発覚し、失格となった。
TEXT & PHOTO/BEYONDSHIP