寄付金12億円、車両100台…LA山火事被災地にPGAツアー大会が大規模支援
◇米国男子◇ザ・ジェネシス招待 事前情報(11日)◇トリーパインズGC サウスコース(カリフォルニア州)◇7765yd(パー72)
13日(木)に開幕するPGAツアー(米国男子ツアー)の「ザ・ジェネシス招待」が1月に発生したロサンゼルスの山火事の被災地に対し、寄付金800万ドル(約12億1870万円)をはじめとした大規模な支援活動を行う。大会は開催コースを例年のロサンゼルス近郊リビエラCCから、同じカリフォルニア州南部のトリーパインズGCに変更していた。
メインスポンサーである現代自動車の高級車ブランド・ジェネシス、大会運営に携わるタイガー・ウッズの基金TGR、PGAツアーが協力し、復興キャンペーン「カリフォルニア・ライズ・イニシアチブ」を立ち上げた。
800万ドルは現金で寄付。大会終了後には、期間中に移動用車両として選手関係者に貸与するジェネシス車を復興支援活動中の軍隊や消防財団に贈る。災害救助のほか、生活の足を失った人々のために役立てる。車両100台は新車価格の総額で750万ドル(約11億4230万円)に相当するという。
また、4日間大会で選手が記録したバーディおよびイーグル1つにつき300ドル(約4万5800円)を、ホールインワンには1万ドル(約152万円)寄付金に充てる。
ギャラリーも活動に参加できるよう、大会は急きょキャップやTシャツなどのチャリティグッズを制作し会場内のショップで販売。収益のすべてと、チケット収入の一部を地域の慈善団体に寄付することを決めた。コースには募金用のウェブサイトURLを二次元バーコードで掲示。救助隊向けの感謝の手紙を書くスペースも設けた。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)