2025年 WMフェニックスオープン

16番の巨大スタンド 一番高い“チケット”はいくら?

2025年 WMフェニックスオープン 3日目 スコッツデール16番
1万7000人超収容の「スタジアム」。正面最奥席が最高値(Christian Petersen/Getty Images)

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 3日目(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

TPCスコッツデールの16番(パー3)に白くそびえる巨大観覧席はフェニックスオープンのシンボル。3階建てのスタンド(ちなみに仮設のため、大会期間中以外は撤去される)は1万7000人以上を収容する。ただし、通常の観戦チケットで自由に出入りができるエリアは実は少ない。

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グリーン右奥エリアの一般席がそれで、3750席と全体の2割強に過ぎない。毎日先着順のため座席確保のために順番待ちが早朝から発生する。2025年の一般チケットは月曜日と火曜日が無料、水・木・日曜日は75ドル(約1万1300円)、金曜と土曜日は125ドル(約1万8800円)。優勝者が決まる日曜日が比較的安価なのは、毎年大会の最終日がNFLのスーパーボウルと日程が重複するため、来場者数が減るからだ。

残り1万3000以上の座席は「スカイボックス」として、10人前後が入れる区画ごとに販売される。個人購入も可能だが、多くは企業のもてなしの場として使用されるケースが多い。

価格は1エリアにつき1週間(火曜から日曜までの6日間)で7万5000ドル(約1132万円)から。242エリア分用意され、1日あたり2人のホストの他に16枚の入場券が付いてくる。バレー式の駐車場(2台分)やスタンド内での飲食代も含まれる。

最も高額なチケットは今年、ティイングエリア後方に位置するスカイボックスで、19万5000ドル(約2944万円)だった。付与される入場券は1日あたり80枚、駐車場は6台分。

果たしてこれが高いか、安いかはさておき、実際のところ毎年完売する。購入できなかった人(企業)を受け入れるべく、大会は毎年のようにボックス席を拡張。現在、17番には7万ドル(約1057万円)と10万5000ドル(約1585万ドル)、18番には6万5000ドル(約981万円)のチケットも販売されているのだ。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw
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