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幡地隆寛が初出場ZOZOで見たもの 後輩・久常涼と同組2ラウンド

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 2日目(25日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇曇り(観衆7287人)

幡地隆寛は昨秋の日本ツアーで衝撃を受けた。「ダンロップフェニックス」で来日し、同組でプレーしたメジャー5勝のブルックス・ケプカの技術に圧倒。もうすぐ1年が経とうとしているこの秋、「今回はセッティングを見て衝撃を受けた」と明かす。

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ことしに入って悲願のプロ初勝利をアジアンツアー「ニュージーランドオープン」で挙げ、国内ツアーで2勝してこぎつけた本大会への初出場。2日目までに通算3オーバーは78人中(うち1人棄権)69位と上位が遠い。「1回目でうまくいくとは思っていなかったですけど、慣れない部分でだいぶ神経を使っている」と息をはく。

2019年の初開催から大会のコースセッティングはPGAツアーが担ってきた。国内ツアー仕様との明確な違いを、幡地は少しずつ言語化する。「日本ツアーでは基本的に“グリーンセンターに置いておけば正解”みたいなイメージ。でもこっちはセンターに置くと、逆に難しくなったり、ピンに打たされるようなシチュエーションが多かったりする」

両サイドの芝は、例えば2週前の「日本オープン」よりも短いが、密集度が高い。ただし、むやみやたらに難度を上げるのではなく、あえてグリーンに続く花道をつくるなど、“逃げ場”を用意するのもPGAツアー基準。「(ショットが)簡単なところは逆にピンポジションで難しくして。でも、その分グリーンを意外と軟らかくして、“良いショットは良い結果につながる”ように作られているというか」。各場面でコースが、ツアーが選手に求めるものや、メッセージが明確に伝わってくる。「確かにこういうコースで試合をしていたらうまくなるなあというのは感じます」と、うなずいた。

予選ラウンド2日間はともに岡山・作陽高OBである久常涼と回った。歳の差は9つ。高校時代に通っていた練習場で「小学4、5年生くらいのちっちゃい男の子が涼くんだった」と思い返す。後輩はことし、PGAツアーのルーキーとして来季のシードを確保。幡地は「成績は彼が上なので、僕が偉そうなことは言えないですけど、(久常は)もう1年やっているだけあって、やっぱり場慣れしているというか。僕だけ神経をすり減らしているような感じがしました」と差を感じてやまなかった。

ツアー屈指の大砲は長らく、未完の大器として期待され、30歳(現在31歳)にして勝った。「たぶん、今週でボロボロになる。打ちのめされるのが目に見えている」と大会後にヘコむであろうことも知ったうえで、「なんとか抗います」と言った。挫折を繰り返し、そのたびに立ち上がってきたキャリアだ。(千葉県印西市/桂川洋一)

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