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2024年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

メジャーデビュー戦でマスターズ制覇は前人未到 スウェーデンの新星が挑む快挙

◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

タイガー・ウッズが衝撃的なマスターズ初優勝を飾った1997年、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)はまだ生まれてもいなかった。その2年後、99年10月に誕生した24歳が前人未到の快挙を成し遂げるチャンスにいる。通算4アンダーで首位と3打差4位につけて迎えるゴルフの祭典の最終日。「常にリスクを計算し、ターゲットに向かって規律正しく戦ってきた。あしたもそれができることを願っている」と冷静に言った。

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昨年、世界アマチュアランキング1位から鳴り物入りでプロ転向。すぐにDPワールドツアー(欧州ツアー)で優勝し、米国選抜との対抗戦「ライダーカップ」でもメンバーに抜擢されて活躍。11月「ザ・RSMクラシック」でPGAツアー初優勝を飾った。

世界ランク9位の現在地が示す通り、短期間ですでに多くの成功をつかんできた。ただ、今大会がメジャー初出場。メジャーデビュー戦での優勝は1913年「全米オープン」のフランシス・ウィメット(アマチュア)、2003年「全英オープン」のベン・カーティス、2011年「全米プロ」のキーガン・ブラッドリーと3人いるが、マスターズでの達成はない。

1934年に始まった大会の長い歴史で、初出場初優勝も34年のホートン・スミスと35年のジーン・サラゼン、そして79年のファジー・ゼラーだけ。唯一会場が変わらないメジャーとあって、ここオーガスタでは特に経験値が重視されてきた。

2番(パー5)では上から下りの4mを流し込んだ。アーメンコーナーのタフな11番と12番(パー3)はシビアなパーパットを決めてしのぎ、一時首位にも立った。連日吹き荒れた強風も、出身のテキサス工科大付近では「普通の一日」。涼しい顔で熟練の雰囲気を漂わせたかと思えば、「夕暮れの18番グリーンに向かって上がっていく時の長い影は本当にクールだったね」と初々しく感動もにじませる。

未知のプレッシャーとも闘うラスト18ホール。「尻込みしてはいけないし、それを遠ざけようとも思わない。僕は全てを受け入れるようにしている」。堂々と言って、栄光のグリーンジャケットを見据えた。

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