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250yd→90㎝ 松山英樹はスーパーイーグルで出遅れ回避「踏みとどまれた」

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 初日(19日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)◇晴れ(観衆5651人)

まだ初日とはいえ、起死回生の一打に違いない。上位陣がスコアを伸ばしたリーダーボード。2オーバーで迎えた後半14番(パー5)、松山英樹の1Wショットは下り傾斜を伝ってピンまで残り250yd地点に到達した。4Iから直前に握り替えた5Wでの2打目。見えないグリーンに向かって打ち上げたボールは、右からの追い風に乗りピンそば90㎝で止まった。

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出遅れ必至の展開に「心が折れそうになった」シーンでのスーパーショット。「(グリーンの)後ろの木を目がけてフェードを打った。良い感じで、歓声がすごくて(チャンスに)ついたと思った」とイーグルを奪い、終盤に息を吹き返した。18番(パー5)は向かい風を1Wで切り裂きフェアウェイをとらえ、最後は2m弱のスライスラインを流し込んでバーディ締め。3つのボギーをたたきながら「69」でまとめた。

首位とは5打差の1アンダー26位の滑り出しに「踏みとどまれて良かった」と胸をなでおろす。8月のプレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」を背中痛で途中棄権してから、2カ月ぶりの実戦機会。「ちょっとバタついた。緊張もして、ハーフターンまで浮ついていた」と明かす。「(緊張感は)練習ではあまり感じなかったが、1番のティで感じた。セカンドも感じて打っていた」とセミラフからのウェッジでの2打目はピンから5m以上離れた。

7番(パー3)でようやく最初のバーディを奪った後、9番で5Iでの2打目が手前のバンカーで“目玉”を作ってボギー。「セカンドは悪いショットではなかったが、(3打目で)もうちょっと寄せられた。9番でも、10番でも(バンカーから)あの距離(5m以上)を残してしまうのはミスを恐れて打っている。思い切って打てるようになれば、あしたから良いプレーができる」と、精神面での修正ポイントを感じた。

“試合勘”を取り戻そうとした復帰ラウンドだが、後半15番では足元がバンカー、ボールはラフというライから球をかち上げ、パーオンに成功して難を逃れたシーンもあった。「ショットは少しずつ良くなる気配を感じている。パットが良くなればショットも良くなる」。苦労して決めたアンダーパーフィニッシュが、残り54ホールへの希望になる。(千葉県印西市/桂川洋一)

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