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金谷拓実に惜敗、プレーヤーズで大たたき…ハーバートが乗り越えた苦い記憶

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 3日目(24日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

一年前、ルーカス・ハーバート(オーストラリア)の心には明らかな“油断”があったという。トニー・フィナウザンダー・シャウフェレと上位ランカーを立て続けに破って迎えたグループステージ3戦目。相手は金谷拓実だった。

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「グループ内で最も難しい2人の選手を倒した気になっていた。タクミは素晴らしい選手だが、(ほかの2人に比べれば)グループ内で警戒する選手には思えなかったんだ」。振り返れば、相手を“侮った”自分が腹立たしい。自らのミスで流れを手放して敗れ、続けて金谷と戦ったサドンデスのプレーオフも6mのバーディチャンスから3パット。あえなく敗退が決まった。

一年後、再び連勝で臨んだ3戦目はベン・グリフィンとの対決。グループ内では最も世界ランキングが低い77位の選手とあって、前年大会の記憶が重なった。「12カ月後の僕は多くを学び、明らかに違うゴルファーになった。去年のことは頭にあったけど、今回は違う結果にできる気がしていたんだ。彼のことをロリー(マキロイ)だと思って戦ったよ」。後半にグリフィンが5連続バーディで猛追してきても、慌てず勝ち切った。

2週前の屈辱も乗り越えた。首に痛みも抱えながらのプレーだったという第5のメジャー「ザ・プレーヤーズ選手権」の予選ラウンドで「82」「85」の大たたき。「本当に恥ずかしかった」。通算23オーバーで最下位143位に沈んでから最初のゲームが、このマッチプレーだった。

苦い経験を糧に開いたベスト16の扉。決勝トーナメント1回戦ではロリー・マキロイ(北アイルランド)が立ちはだかる。「ロリーは本当にすごい。もしベストなプレーをされたら、世界中で誰も勝てないと思う。でも、僕がきょうのようなプレーができれば、いい試合になるかもしれない。楽しいチャレンジになりそうだ」。番狂わせを見据え、気持ちを高ぶらせた。(テキサス州オースティン/亀山泰宏)

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