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2023年 WMフェニックスオープン
期間:02/09〜02/12 場所:TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)

“制限なし”フェニックスは未知との遭遇 マキロイ「楽しみだけど…」

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 事前(8日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

ロリー・マキロイ(北アイルランド)が過去に当地でプレーしたのは、2021年大会の一度しかない。新型コロナウイルス感染拡大の影響で1日あたり5000人と来場制限がかかっていた年でもあった。

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スタンドに囲まれた名物の16番(パー3)だけで2万人を収容し、期間中に数十万人が足を運ぶモンスタートーナメントの“本気”を体感するのは初めてとなる。「ある意味楽しみだけど、新たな経験になりそうだね」と覚悟は決めている様子だ。

PGAツアーがトップ選手の出場を求める昇格試合に指定された13のトーナメントの中で、初めて行われるフルフィールドの戦いでもある。選手の代表として、そのプロセスにも関わってきた立場。「素晴らしいショーのようなもの。何十万人ものファンが集まり、昇格試合のステータスが必要な大会であることは明らかだよ。毎週とか、(1シーズンに)5回も10回もとなると多すぎるかもしれないけど、多くのファンがゴルフ(だけ)を見に来るわけではない環境も、ゲームを成長させるためにはそういうやり方も“あり”なんだ」とうなずく。

最初の昇格大会だった1月「セントリートーナメントofチャンピオンズ」を欠場し、優勝した昨年10月「ザ・CJカップ」以来のPGAツアー出場。2週前の欧州ツアーでも優勝したばかりの世界ランキング1位には自信がみなぎる。「今、自分が世界最高の選手だと感じていますか?」との問いかけに「Yes」と即答して続けた。

「データを見ても、今ほど完成された選手だったことはなかったと思う。僕はプロとして世界で30回以上勝ってきたけど、この先、その数字を倍にできない理由はない。心から、そう信じているよ」。松山英樹コリン・モリカワと同組で回る予選ラウンドから、大観衆の視線を一身に集めるのは間違いなさそうだ。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)

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