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悩みは円安!? 海外志向の20歳・久常涼が首位と5打差で最終日へ

◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 3日目(15日)◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉)◇7079yd(パー70)

13位から出た久常涼が6バーディ、1ボギー「65」でプレーして通算9アンダーとスコアを伸ばし、日本勢最上位の8位で最終日を迎える。

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前半3番で180ydの2打目を1mにつけてバーディを先行させると、6番で2mのバーディパットを決めた。「あまりパッティングは得意ではなかったけど、ここ最近はいいイメージなので自分を信じてしっかり打てている」という言葉通り、後半は13、14番でいずれも3m、15番では8mと立て続けにねじ込んで3連続バーディを奪取した。上がりの18番(パー5)も30ydの3打目がピンに直撃、2mのパットを沈めてバーディで締めた。

「きょうも自分らしいゴルフができていたのでこのスコアで回れた。後半はパターも入ってくれていい形で終われたのであしたにつながるラウンドになったと思う」と納得の表情を見せ、首位のリッキー・ファウラーを5打差で追う最終日を待望した。

昨年の優勝賞金額(179万1000ドル、当時レートで約2億円)を伝え聞くと、「でも、今は(円安だから)もっと上がりますよね」と思わずニヤリ。今年はサウジアラビア、タイ、シンガポール、韓国、スペインと5カ国を転戦しており、戦いの場を求めて積極的に海を渡る身にとって最近の為替相場は関心事。「円(の価値)が下がるのは困りますね」と苦笑いを見せた。

11月には欧州ツアーのQスクール(予選会)出場も予定している20歳の若武者。大会でトップ10入りを果たすと、次週のPGAツアー「ザ・CJカップ」は予選落ちのないフィールドが絞られた大会のため、2週後の「バミューダ選手権」(10月27日~/バミューダ諸島・ポートロイヤルGC)の出場権が得られる。「賞金も大きいのでありがたいですけど、それよりも順位やフェデックスポイントの方が今は欲しい」と、今週の好成績を足がかりにまい進を誓う。

「結果というよりも、自分の1ショット、1ショットでしっかりいいショットが打てるように。自分らしいショットでバーディチャンスにつけて、みなさんに楽しんでいただけるように頑張りたい」と、はつらつとした表情で話した。(千葉県印西市/内山孝志朗)

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