「全英オープン」2日目リーダーボード
2022年 全英オープン
期間:07/14〜07/17 場所:セントアンドリュース・オールドコース
プロ転向は9月以降 中島啓太はアマ最後のメジャーで予選落ち
◇メジャー第4戦◇全英オープン 2日目(15日)◇セントアンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7297yd(パー72)
中島啓太(日体大)のアマチュアとして最後のメジャー大会が終わった。イーブンパーから出て2バーディ、4ボギーの「75」でプレー。カットラインに3打足りない通算3オーバー107位で戦いの幕を閉じた。
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前半4番で1Wで打ったティショットがポットバンカーに入ってボギーを先行させたが、5番(パー5)ですかさずバウンスバック。9番でもバーディを奪って後半につながる流れは作っていた。
不穏な空気が流れ始めたのは1打目がロストボールになった12番。351ydと短いパー4で、初日から「アグレッシブ」をテーマにした中島はワンオンにチャレンジした。「少しターゲットがずれて」のミスショットは左方向に飛んでいき、ボールを見失った。ダブルボギーをたたくと、13番でもミスショットが続いてボギーとし順位は下降した。
「一つのミスショットをダブルボギーとかにさせてしまうのがメジャー」。これまでなんとかカバー出来ていたミスも、常に過酷なセッティングが待ち構える大舞台では取り返しがつかないときがある。「マスターズ」、「全米オープン」に続いてメジャーの予選の壁は厚かった。「また必ず戻ってきたい」とリベンジを誓った。
大学の最終学年を過ごしている中島は、一度帰国してから8月末から9月初旬に開催される「アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権」(フランス)に出場する予定。「しっかり日本代表として戦おうと思っていて、その後にプロ転向がある。そこまではアマチュアとして頑張りたい」とし、迫り来る“その時”はもう少し先のこととした。(スコットランド・セントアンドリュース/石井操)