後半でスコアをスコアを落とし、「もったいない一日」となった

◇メジャー第4戦◇全英オープン 2日目(15日)◇セントアンドリュース オールドコース（スコットランド）◇7297yd（パー72）

午前中にスタートした大会初日とはガラリと風向きが変わった大会2日目、松山英樹は出だしからピン奥2mを沈めてバーディを奪ったが、終えてみれば3バーディ、3ボギーの「72」。カットラインが背後に迫る通算1アンダー55位で予選を通過した。

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ティオフする前、昨年2月の自動車事故からカムバックしたタイガー・ウッズが隣接する18番に登場し大歓声が響いた。1番ティの横でパッティング練習をしていた松山はその姿を見送ってからスタートを切った。

ショット、ショートゲーム、パターに不満

バーディを先行させ、3番でピン奥から9m弱を決めて2つ目のバーディと滑り出しは順調だった。5番（パー5）の2打目を、今大会で初めてバンカーに入れてパーにすると、そのままスコアが変動することなく後半に突入。左からの追い風が吹いた13番で、1Wを握って打ったボールはフェアウェイバンカーに入り、3オン2パットのボギーと徐々に歯車がかみ合わなくなっていった。

16番では左に隣接する3番ホールを使って攻めていった。2打目でギャラリースタンド越えのショットを披露しながら、パットを決めきれずボギー。17番もショートパットを外してボギーを喫した。

全英オープンの予選通過は8分の5。残り2日間でどこまで順位を上げられるか

「スタートは良かったと思いますけど、なかなか思うようにプレーはできなかった」

トップとは12打差とかけ離れ、残り36ホールでの挽回にかける。新型コロナウイルスの影響で中止になった2020年、欠場した21年を挟み、全英での予選通過は17年大会以来5回目のこと。「まずバーディチャンスを作らないとパッティングに集中できないと思う。あした、いいスコアで回って、あさってもいいフィニッシュができるようにしたい」と言って、パッティング練習場へと向かって行った。(スコットランド・セントアンドリュース／石井操)