1アンダー発進した桂川有人

◇メジャー第4戦◇全英オープン 初日(14日)◇セントアンドリュース オールドコース（スコットランド）◇7297yd（パー72）

メジャー初出場の桂川有人が大舞台にも臆することなく、「程よい緊張感」で1アンダー35位と「自分の中では上出来」の発進にほっとした表情を浮かべた。

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出だしの1番で「自分でも驚いた」というバーディを奪って「イメージ良く」発進。アゲンストの風が吹く中、1打目をラフに入れて3オン2パットとした4番から2連続ボギーで「このまま続くか」と今度は一転、「悪いイメージ」を危惧したが、7番のバーディでスコアをイーブンに戻して立ち直った。

難度15番目の後半12番は定石通り、ティショットをグリーン奥まで飛ばして3m弱に寄せてスコアを伸ばし、2オン3パットでボギーとした16番を引きずらずに、最終18番ではグリーン左のピンまで40ydから59度のウェッジでピンそばに寄せてギャラリーの拍手を浴びてバーディで締めた。

4バーディ、3ボギーの「71」で終えて、「きょうのアンダーパーは自信になった。うまく回れたので、今度はあしたという気持ちで」持続可能なプレーを目指して、まずは予選突破を狙う。

比嘉は「ダボを打たない」目標はクリアしたが…

一方、同じくメジャー初出場の比嘉一貴は3バーディ、4ボギーの「73」で77位発進。「ダボ以上は打たない」と誓った目標はクリアしたが、「我慢、という感じでしたね」とざっくりと振り返った。

レベルの高さを実感して、カットラインも上がると予想。「明日はボギーの数を減らしたい」と、午前の日本勢一番手スタートで巻き返しを期す。（スコットランド・セントアンドリュース／清野邦彦）