フェアウェイウッドを多用するマネジメントでバーディを量産

◇米国男子◇全米オープン最終予選会（23日）◇レイクウッドCC、ロイヤルオークスCC（テキサス州）◇ともにパー71

香妻陣一朗が自身初のメジャーとなった前週「全米プロゴルフ選手権」に続き、6月「全米オープン」（マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ）の切符をつかんだ。

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オクラホマ州での全米プロを終え、テキサス州へ。2つのコースを使う36ホールの最終予選会を前に、ロイヤルオークスCCはカートを走らせてのチェックにとどまるなど準備は慌ただしかった。

それでも、事前ラウンドを行ったレイクウッドCCを回る後半18ホールで爆発。4連続を含む10バーディを奪取して通算11アンダーのトップタイ通過につなげ「練習ラウンドをした方でガッツリ伸ばせました。ショットもついてくれたし、パッティングが良かった。気持ちよくゴルフができました」と声を弾ませた。

帯同キャディとの二人旅で全米プロから連戦。切符を勝ち取った

「（メジャーで）一番、理不尽な難しさがあるイメージ」という全米オープン。入れた瞬間に“ペナルティ”を覚悟するレベルのラフなど、特色あるセッティングを楽しみにしている。

かつて全米オープンも開催しているオクラホマ州サザンヒルズCCでの全米プロも、やはりタフな戦いだった。カットライン上で迎えた最終18番でダブルボギーをたたいて週末に進めず。それでも「行けるんじゃないかと思ったところもあった。また、自分の力を試せるのがうれしい」。難しい舞台で戦わなければ得られないものがあることを知ったばかり。次なるチャンス到来に燃えている。（テキサス州ダラス／亀山泰宏）