ウッズにボーナス9億円 「プレーヤー・インパクト・プログラム」初代1位
2022年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/10〜03/13 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)
タイガー・ウッズが涙の世界ゴルフ殿堂入り「ここまで一人で来たわけじゃない」
PGAツアーの旗艦大会「ザ・プレーヤーズ選手権」の開幕を翌日に控えた9日(水)に世界ゴルフ殿堂入りの式典が行われ、タイガー・ウッズが正式に殿堂入りを果たした。1974年に設立された世界ゴルフ殿堂は現在2年に1回発表され、2020年に受賞者の対象年齢が50歳から45歳に引き下げられた。同年3月に殿堂入りが決まったが、コロナ禍で式典が延期されていた。
まずは赤いドレスに身を包んだ長女サムさんが壇上へ。「今、あなたは殿堂入りを果たすだけでなく、自分の足でここに立っているのです。あなたはファイターだからです」と昨年2月に大ケガを負った自動車事故について触れつつ、感動的な言葉を添えた。「どんなことがあっても、あなたとチャーリー、エリカ、クーナ、そして私はずっとチームであり続けます。お父さん、私はずっと前にあなたを父親の殿堂に入れましたが、きょうタイガー・ウッズの世界ゴルフ殿堂入りを紹介できることを誇りに思います」
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すでに目を潤ませて登場したウッズは「(スティーブ)ストリッカーとの泣かないって賭けに負けちゃったよ」とジョークで笑いを誘ってからスピーチを行った。父アールさん、母クルチダさんとの幼少期の思い出に始まり、肌の色に対する差別と闘ってきた記憶を振り返りながら、殿堂入りの喜びをかみしめた。
「ゴルフは個人競技です。私たちは何時間もかけて一人でプレーするわけですが、私の場合、一人でここまで来たわけではありません。信じられないような両親、指導者、友人たちが、最も困難なとき、最も暗闇に沈んでいたとき、そして最も輝かしいときに、私を許し、支えてくれたのです。だから、母、サム、エリカ、チャーリー、ここにいるみんな、ここに来てくれた友人に、ありがとうと言いたいんです。これは個人の賞ですが、実はチームの賞なんです。皆さんのおかげで、私はここに来ることができました。心からありがとうと言いたいです」
ウッズのほか、女性コース設計家だった故マリオン・ホリンズ、PGAツアーの前コミッショナーであるティム・フィンチェム、メジャー4勝で出産後もツアーで活躍したスージー・バーニングが殿堂入りした。