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メダル及ばず 松山英樹の最終日ドキュメント

東京五輪 男子最終日(1日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇男子7447yd(パー71)

■ コース入り (午前9時半ごろ)

白いキャップ、水色のグラデーションを基調としたポロシャツと白いパンツ、白のシューズのコーディネート。本人が最終日に希望したという色の組み合わせで9時45分からパッティンググリーンでの調整をスタート。早藤将太キャディ、目澤秀憲コーチが見守った。10時10分にはドライビングレンジへ移動し、日本代表の丸山茂樹ヘッドコーチも合流した。

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打ち込みを見た丸山コーチは「練習場は4日間で一番いい」。アプローチを経て再びパッティンググリーンに移ると、フィリピン代表の笹生優花らも練習中。女子代表のチームメート、畑岡奈紗と軽くあいさつを交わした。日本ゴルフツアー機構の青木功会長、日本女子プロゴルフ協会の樋口久子顧問や強化委員会の倉本昌弘委員長、小林浩美副委員長の姿も。11時4分にティイングエリアに入った。

■ 1番パー4・パー/通算13アンダー2位(午前11時25分)

午前11時9分にティオフ。単独首位でオナーのザンダー・シャウフェレ(米国)に続くフェアウェイウッドでのティショットを左のラフに入れたが、残り166.5ydからグリーンを捉えた。ピン左から長い下りのバーディトライは、ややショートも難なくパーセーブ。シャウフェレがバーディ発進で首位との差は2ストロークとなった。

■ 2番パー4・パー/通算13アンダー2位(午前11時40分)

5Wのティショットでフェアウェイキープ。右サイドからのセカンドは一度仕切り直してクラブを替え、右手前のチャンスに絡めた。シャウフェレがミドルパットを沈めて2連続バーディとした後、松山のバーディパットはカップ左を抜けて3打差に。

■ 3番パー4・パー/通算13アンダー2位(午前11時56分)

この日初めての1Wもしっかりとフェアウェイの中央へ。ピン奥にキャリーした2打目が戻らずに止まり、やや悔しそうなリアクションを見せた。下りスライスのバーディパットは左に外れてパー。同組でバーディのポール・ケーシー(英国)や先にスタートしたロリー・サバティーニ(スロバキア)、セバスチャン・ムニョス(コロンビア)も13アンダーとして松山に並んだ。

■ 4番パー3・パー/通算13アンダー3位(午後0時8分)

アイアンショットはピン右手前から長いバーディパットを残す。3.5mほどのパットを決めて粘り強くパーセーブ。ケーシーがロングパットをねじ込む連続バーディで14アンダーとし、松山は3位タイに後退。

■ 5番パー5・パー/通算13アンダー3位(午後0時27分)

フィニッシュで右手を離した1Wショットは飛距離十分でフェアウェイ。3Wでグリーン左の短く刈り込んだエリアまで運び、パターでの寄せを選択した。短いバーディパットがカップに蹴られてパー。シャウフェレが3個目のバーディで松山とは4打差。3位グループはロリー・マキロイ(アイルランド)、セップ・ストラカ(オーストリア)も加えた混戦に。

■ 6番パー4・パー/通算13アンダー4位(午後0時44分)

残り107yd、フェアウェイからのセカンドを左手前のチャンスに絡める。バーディパットはわずかに右を抜けてパー。サバティーニが11ホールを終えて14アンダーまで伸ばし、ケーシーと並ぶ2位。松山は4位タイに。

■ 7番パー3・バーディ/通算14アンダー2位(午後0時55分)

アイアンショットでピン右手前のチャンスを演出。わずかにスライスするラインを沈めて初バーディ。通算14アンダーとして2位タイに浮上。絶妙なアプローチからパーセーブの首位シャウフェレとは3打差。

■ 8番パー5・ボギー/通算13アンダー5位(午後1時15分)

バックスイングに入ってから仕切り直した1Wショットは大きく左へ。ラフからの2打目がほとんど飛ばず、3打目でフェアウェイへレイアップ。ピン左手前のカラーからパターで打った5打目はカップの左で止まり、ボギーで5位後退。首位シャウフェレがタップインバーディで18アンダーまで伸ばす。

■ 9番パー4・バーディ/通算14アンダー4位(午後1時33分)

フェアウェイからの2打目は残り161.3yd。アイアンショットをほぼ完璧な距離感でピン左2m弱に絡め、バーディパットは右からフチを回りながらカップインしてバウンスバック。首位シャウフェレとは4打差の14アンダー4位タイでハーフターン。メダル圏内の2位は16アンダーのサバティーニ、3位は15アンダーのケーシー。

■ 10番パー3・パー/通算14アンダー5位(午後1時48分)

折り返しのあたりから少し風も吹くコンディション。ピン左上からスライスラインの長いバーディパットがわずかに右を外れる。

■ 11番パー4・バーディ/通算15アンダー2位(午後2時4分)

1Wショットはフェアウェイへ。アイアンで左手前4mにつけ、これをしっかり決めてバーディ。再び2位タイとなって、首位とは3打差。

■ 12番パー4・バーディ/通算16アンダー2位(午後2時20分)

気持ちよく振り抜いた1Wショットはフェアウェイのど真ん中。残り193ydから奥のピンまで突っ込むスーパーショットでベタピンの連続バーディ。首位シャウフェレとの差を2ストロークに縮める。

■ 13番パー4・ボギー/通算15アンダー3位(午後2時38分)

1Wショットを右のフェアウェイバンカーに入れると、2打目もグリーン手前のバンカー。奥からのパーパットが左フチをなめるように外れてボギー。サバティーニが最終18番も獲って「61」を出し、トータル17アンダーとしてホールアウト。松山はプレーを終えたC.T.パン(台湾)、4ホールを残すマキロイと並ぶ3位に後退。

■ 14番パー5・バーディ/通算16アンダー3位(午後3時2分)

1Wショットは右ラフ。5Wでラフから力強く出したセカンドが花道を上って2オン。下の段から長いイーグルパットをきっちり寄せ、タップインバーディで16アンダーとして単独3位に上がった。シャウフェレが初めてのボギーでサバティーニと並ぶ17アンダーとなり、松山とは1打差に。

■ 15番パー4・ボギー/通算15アンダー3位(午後3時23分)

ドローボールでフェアウェイをキープ。残り111ydのセカンドは傾斜で戻って左手前のカラー。パターでしっかり打ったバーディトライはわずかに左を抜けた。返しの短いパーパットが右フチに蹴られてボギー。15アンダーで6人が並ぶ3位グループに後退。

■ 16番パー3・パー/通算15アンダー3位(午後3時33分)

アイアンショットはピン右の狭いサイドについてチャンス。早藤キャディと入念にラインを読んだバーディパットはひと筋左を抜けてパー。

■ 17番パー4・パー/通算15アンダー3位(午後3時47分)

1オン可能なパー4で1Wショットは左手前のバンカー。左手前につけるも、バーティパットが左に外れた。松山と同じバンカーから寄せてバーディのシャウフェレが18アンダーで再び単独首位。最終組を残して15アンダー3位グループは松山ら7人。

■ 18番パー4・パー/通算15アンダー3位(午後4時10分)

1Wショットは右のバンカー。残り187ydのセカンドを右上につけたが、3位を確定させるバーディパットは右に外れた。シャウフェレの金メダル、サバティーニの銀メダルが決まり、銅メダルの行方は松山ら7人のプレーオフに委ねられた。

■ プレーオフ18番パー4・ボギー/通算15アンダー4位(午後4時51分)

PGAツアーでも前例のない7人によるプレーオフ(ツアー最多は6人)。先にホールアウトしていたC.T.パンコリン・モリカワ(米国)、ミト・ペレイラ(チリ)、ムニョスの4人、松山、ケーシー、マキロイの3人による2グループに分けて行われた。

松山は1Wでフェアウェイをキープしたが、2打目をグリーン左奥に外した。かなり深いラフからの寄せはピンをオーバー。返しのパーパットを決められず、メダル獲得はならなかった。ボギーとしたケーシーも脱落し、先に出たグループの4人とマキロイがパーで2ホール目の10番(パー3)のプレーに入った。

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