松山英樹が新型コロナ陽性で棄権 全英・五輪へ影響懸念
コロナ陽性の松山英樹「頭痛と倦怠感」 自宅で静養
新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性判定が出たため、今週のPGAツアー「ロケットモーゲージ・クラシック」を途中棄権した松山英樹について、マネジメント事務所は4日、現在の症状を「頭痛と倦怠(けんたい)感がある」と明らかにした。大会期間中に体調に異変を感じ、自ら検査に出向いたという。現在は米フロリダ州の自宅で静養している。
プレスリリースによると、松山は1日(木)の第1ラウンド終了後、体温は平熱だったが「のどの痛み、頭痛、吐き気を感じたため」翌2日の朝に検査を受けた。結果は陽性で、直後にプレーする予定だった第2ラウンドのスタート前に棄権した。
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関係者の話では、松山はそのまま隔離に入り、試合が行われたミシガン州デトロイトからツアーが用意した航空機でフロリダに飛んだ。キャディやコーチ、トレーナーら周囲の人たちに陽性反応は出ていない。
マネジメント事務所は「会場を離れた現在も頭痛と倦怠感の症状がありますが、PGAツアーの感染対策のルールに従って、アメリカ国内の自宅で隔離し、静養しております。今後も引き続き感染拡大防止と安全対策を徹底してまいります」と説明。現段階では、重症ではないとみられる。
次戦に考えている15日(木)開幕のメジャー「全英オープン」(イングランド・ロイヤルセントジョージズGC)の出場は未定。PGAツアーの規定では症状が治まり、10日間以内に2回の陰性が証明されれば、練習と試合出場が可能になる。
29日(木)から埼玉・霞ヶ関カンツリー倶楽部での「東京五輪」を控える中、「ファンの皆様にはご心配をおかけしておりますが、当面のあいだは体調回復に専念し、できるだけ早く競技に戻って元気な姿、プレーを見せられるよう努力いたします。いつもたくさんの応援をいただき本当にありがとうございます」と呼びかけた。