デシャンボーVSケプカ 場外乱闘の舌戦はPGAツアーも巻き込むか
2021年 パルメット選手権
期間:06/10〜06/13 場所:コンガリーGC(サウスカロライナ州)
デシャンボーがうるさかったから? ケプカは“場外乱闘”に持論も展開
◇米国男子◇パルメット選手権 事前(9日)◇コンガリーGC(サウスカロライナ州)◇7655yd(パー71)
ブライソン・デシャンボーとの“確執”が表面化しているブルックス・ケプカが大会前の公式会見で、騒動について説明した。
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数年前からデシャンボーのスロープレー問題に端を発し、関係が悪化していた2人。5月の「全米プロ」最終日、テレビのインタビュー中に後ろを通りがかったデシャンボーに対してケプカがいら立つ様子を見せたことが再びクローズアップされるきっかけとなっていた。
「とにかくうるさかったんだ。叫んでいたとまでは言わないけど『完璧なショットを打ったのに…』とか、大きな声だった。スコアカードにサインするためか、どこかへ行く途中だったんだろう。僕に話しかけていたわけではなかった。(インタビュー中の)僕のすぐ後ろにいることに気付いたのか、少しボリュームを下げてくれたけど、それでもまだ…」
いら立ちの理由を明かした上で、ライバルと表現するにも険悪なムードが先行する2人の構図が「ゴルフ界にとって良いこと」と持論も展開した。
「ゴルフの話題が(全米プロから)2週間にわたって、ほとんどすべてのニュースメディアで取り上げられている事実は良いことだと思うよ。伝統を重んじる人たちが良しとしないのも分かるけど、ゲームを進化させていくためには若い世代にも手を差し伸べなければならない。これがそうだとは言わないけど、(結果として)多くの人に届いている」
デシャンボー側は、自身の代理人がPGAツアーと話し合う可能性も示唆している。ケプカは「どうすればゲームや選手にとってより良くしていけるか、ツアー側とは常にコミュニケーションを取っているよ」とも話した。