デシャンボーが湖越え370yd パー5予告通りの1オン挑戦
2021年 ザ・プレーヤーズ選手権
期間:03/11〜03/14 場所:TPCソーグラス(フロリダ州)
デシャンボー・ルール? コース内に“OBゾーン”が出現
◇米国男子◇プレーヤーズ選手権 事前(10日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)
故アーノルド・パーマーのホスト大会を制した翌日、ブライソン・デシャンボーは早くも今大会の会場で打ち込みを始めた。肌寒い夕方になっても半袖姿で、スイングアドバイザーのクリス・コモ氏らと会話しながら繰り返しショット練習を行った。
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ツアー8勝目を飾った前週は「ドライビングの感触は良くなかった」というから驚きでもある。「パッティングは”A評価”だったけれど、アイアンショットは思うようにいかなかった。それでも勝てたのは素晴らしかった。運もあった。勝つためには運も必要だから」と、取り組むべき姿勢は変わらない。
「パーマー招待」では週末2日間、湖が構える左ドッグレッグの6番(パー5)で370yd以上の1Wショットを見せ、第2打が連日90yd以内という驚きのマネジメントを披露した。
そして今週、PGAツアーは大会の開幕2日前に新たなローカルルールを急きょ発表した。18番ホールの左サイドにある池の向こう側をOBゾーンに設定した(9番から18番に打つのはOBではない)。
このルールにより、18番をプレーしている選手は池の向こうにある9番ホールを使えなくなった。前週の優勝会見でデシャンボーは「(TPCソーグラスの)18番で左の9番に打てるかもしれないと考えたことがあった」とコメント。9番を使うことで飛距離的なアドバンテージはないが、グリーンを狙うショットのアングルが良くなるメリットを考えていた。
ツアーは理由を「観客、ボランティア、その他の人々の安全のため」としたが、発言がきっかけになった可能性は高そうだ。