久保谷健一が伝説のトム・ワトソンと並ぶ2位タイ発進
2009年 全英オープン
期間:07/16〜07/19 場所:ターンベリー(スコットランド)
遼のゴルフがタイガーを翻弄!羽川豊の全英生レポート初日
今日の石川遼選手は凄かったですよ。タイガー・ウッズとのラウンドというのに、まったく緊張した表情も見せずに自分のゴルフをしていました。2番の2打目でピン方向を狙った時点で、タイガーも一目置いたと思いますね。アイアンの方向性が本当に良くて、何度もバーディチャンスにつけていましたから。
今日は風がまったくと言っていいほど無かったので、石川選手の高い弾道でも問題なく攻めていけましたが、明日からは少し風が出てくるので、どこまでコントロールできるかが楽しみですね。今日のゴルフが続けられれば、上位で優勝争いに加わる可能性もあります。
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一方のタイガーは、ティショットが良くなかったですね。練習場では高い弾道と低い弾道を打ち分けて完璧に見えましたけど、コースでは右に行くのが多かったですね。左に打つトラブルに警戒しすぎたと思います。
17番はティショットも2打目もミスでしたから、正直空回りというイメージですね。明日には修正してくると思いますが、予選2日間で上位に入れなければ、優勝争いに絡まずに終わってしまう可能性も高いのではないでしょうか。
初日はベテラン選手が上位に数多くいますが、彼らはリンクスコースの戦い方を知り尽くしていますよね。無理な攻めは、そのままトラブルを招きスコアを崩すことを知っている選手たちが、上位に来ていると思います。トム・ワトソンの活躍などは、昨年のグレッグ・ノーマンのように欲を出さないプレーが実を結んでいるということです。
昨日、タイガーが遼をどう見るかというテーマを挙げましたが、タイガーはしっかり見ていましたよ。前半は同組のリー・ウェストウッドと談笑しながらラウンドしていたタイガーですが、後半は、石川選手のプレーをじっくり見ていました。タイガーの想像の範囲を上回るゴルフを見せていたのは、こちらにも伝わってきました。明日も石川選手のプレーに注目したいと思います。