石川遼、マスターズ出場決定に「ありがたく、うれしい」
2009年 全英オープン
期間:07/16〜07/19 場所:ターンベリー(スコットランド)
タイガー不発!ミスで石川のゴルフについて行けず
4度目の全英オープン制覇を目標にタイガー・ウッズは、午前9時9分ティオフ。初日の天気は風が北から僅かに吹くという珍しい穏やかな日。気温は16から18度という絶好のコンディション。初日と2日目の組み合わせはタイガー、リー・ウェストウッド(イングランド)、と石川遼という注目度ナンバーワンのグループ。たくさんのギャラリー、カメラマンを引き連れていた。
タイガーは2番ホールでバーディを奪ったものの、その後ティショットをラフに入れてしまうケースが目立ち苦戦。初日は3バーディに対し4つのボギーを叩いてしまい通算1オーバーフィニッシュ。
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ティショットの落とし所にある多数のバンカーを避けるようにアイアンでのティショットを多用したタイガー。3番や4番アイアンで放つティショットでバンカーに届かない作戦はまずまず成功したものの、距離の長いホールでのドライバーショットではタイミングがずれてしまい悪い癖が再発。スイング中、頭が上下に動くとインパクト前後の左肩の動きが窮屈になりクラブフェースのコントロールが乏しくなる。少しクラブを短く持った3番のティショットは左ラフ、7番では右ラフ、17番でも右ラフと、芯を捕えるドライバーショットを見ることはできなかった。
タイガーらしい粘り強いゴルフでパーを拾うナイスセーブは13番、14番だった。13番では、最も外してはいけないグリーン左からの転がしで絶妙のアプローチを放つ。続く14番ではティショットを右ラフに外してしまい2打目はフェアウェーに戻すだけで、3打目はまだピンまで残り90ヤード前後。しかし3打目はピン奥からバックスピンで見事にピン傍に寄せるショットでパーを拾った。
致命的なミスを犯してしまったのは15番と16番。15番はティショットを右手前に外してしまいアプローチミスのボギー。16番はグリーン手前から右サイドに流れるクリークに2打目を入れてしまうトラブル。ボギーで凌いだものの、タイガーらしくない凡ミスでスコアを落としてしまっている。
プレー後のインタービューでは「今日のコンディションを考えると1アンダーか2アンダーぐらいで回らなければいけなかったが、いくつかのミスを犯してしまい1オーバーというスコアになってしまった」と話した。
大会2日目は午後から北西の風が強くなるという予報が出ている。午後2時20分にスタートするタイガー、ウエストウッド、石川遼の組はタフなコンディションの中で忍耐力が必要となるだろう。バーディを量産する作戦よりも最小限にボギーを抑えるゴルフが必要になるだろう。
第1ラウンドのデータ
スコア:71(34-37)(1オーバー)
フェアウェイキープ率:57.14%(14ホール中8ホール)
パーオン率:66.67%(18ホール中12ホール)
ティショット平均距離:281.5ヤード(計測ホール2ホールのみ)
合計パット数:30パット
1パットホール:7回
2パットホール:10回
3パットホール:1回
バーディ:3ホール
パー:11ホール
ボギー:4ホール
パー3:イーブンパー
パー4:2オーバー
パー5:1アンダー