16番ホールでエースを決めたキム・テフンは笑顔でポーズも（Keyur Khamar/PGA TOUR via 2021）

◇米国男子◇ジェネシス招待 初日(18日)◇リビエラCC（カリフォルニア州）◇7322yd（パー71）

主催者推薦で出場する韓国のキム・テフンが16番(パー3／168yd)でホールインワンを達成。特別賞として大会スポンサーであるジェネシスの高級車「GV80」をゲットした。7Iで打ったボールがカップイン、思わぬギフトに笑顔をこぼしたキム。なんと、この5カ月で同社製3台目の獲得というから驚きだ。

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35歳のキムは昨年10月に行われた韓国ツアー「ジェネシス選手権」で勝利を飾り、副賞としてジェネシスの「GV80」を獲得。最終的に韓国ツアーで年間4勝を挙げ、同社がスポンサーを務めるシーズンポイントランキングでトップの成績を収めて「GV70」を受け取っていた。

半年もしないうちに3台もの車を手に入れたキムは、通訳を介して「最初の車は自分のもので、2台目は両親にあげました。3台目はまだどうするか決めてないです」と悩ましげ。ちなみに、ジェネシスは韓国ヒュンダイが海外展開する高級ブランドで、GV80は日本円で500万円以上するSUVだ。

PGAツアーの試合に出るのは今大会が初めて。昨年10月開催の「ザ・CJカップ@シャドークリーク」に出場するチャンスがあったが、韓国ツアーのポイントランキングに専念するため断念したという。「出場しないと決めるのは難しい決断だった。だからこの大会でプレーするのを楽しみにしていた」とキム。

記念すべき初ラウンドは、2イーグル3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「69」で回り、2アンダー19位発進。リビエラCCのインコースでの2イーグル（11、16番）は、1983年以降ではフィル・ミケルソン(2017年)、セルヒオ・ガルシア(2012年)、スコット・マッキャロン(1997年)に続く4人目という記録もマークして、ノリに乗った。