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忍耐のムービングデー 松山英樹はバーディ締めで「まだチャンスある」

◇メジャー第1戦◇全米プロゴルフ選手権 3日目(8日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇7251yd(パー70)

最終18番、松山英樹は1Wショットで久々にフィニッシュの姿勢を決めた。さらに納得の感触を残したアイアンショットでつなぎ、下り4mを流し込むバーディで締めた。3バーディ、2ボギーの「69」で通算4アンダー18位。「最後にいいプレーができた。最後のバーディで、自分が思う理想のラウンドができれば、まだチャンスはあるんじゃないかと思う」。首位と5打差で臨む日曜日へ闘志を宿した。

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左右にピンが振られたタフなセッティングのムービングデー。「久々に良かった。ティショット、セカンドに負担はかけずにできた」とうなずくアプローチがさえた。3番(パー3)、5番とあと少しでチップインの寄せを連発。最初のバーディとなった7番もバンカーからチャンスに絡め、8番(パー3)、9番と難しい2ホールもグリーンを外しながらタップインでパーを拾った。

折り返しの10番(パー5)でバーディを奪い、11番(パー3)は3.5m、12番は2.5mと立て続けにシビアなパーパットをねじ込んで耐えたが、再びセーターを着込むほどの寒さの中でティショットの乱れは顕著になっていった。

「(アプローチが良くても)それ以上にピンチが多すぎて拾えないところもあった」。最難関の13番で3mのパーパットがカップに蹴られ、バックナインで今大会初のボギーをたたくと、14番でもスコアを落とした。

前日改善傾向にあったフェアウェイキープ率は28.57%と再び数字を下げ、「(序盤から)ショットはすごくいい感じで、もうちょっと伸ばしていけるかなと思った。後半になって、初日のようにミスが出てしまったのが残念」

ため息をつく内容でも1つ伸ばして踏みとどまれたのは、ラフからのショットで「最悪の状況は避けている」という冷静なマネジメントを貫き、ショートゲームで粘ることができたからだ。

「自分が思う、いいプレーをしないとチャンスはない。いいプレーをするだけです」。トップとの差が前日と変わらなくても、上位が混戦模様でもシンプルな思考は不変。迷いなく、最終日の大逆転に挑む。

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