オリンピックもあるけど… 松山英樹は「早く優勝したい気持ちだけ」
2020年 ソニーオープンinハワイ
期間:01/09〜01/12 場所:ワイアラエCC(ハワイ州)
「まさか」のマンデートップ通過 池村寛世が米ツアー初挑戦
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 事前情報(7日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
今大会には、総勢9人の日本人選手が出場する。米ツアーメンバーの松山英樹と小平智に加え、国内ツアーから賞金王の今平周吾ら5人が参戦。さらに、4枠を争うマンデートーナメントで池村寛世と中島徹が滑り込んだ。
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24歳の池村は、初めての米ツアー挑戦を「まさか」と表現する。所属契約を結ぶディライトワークス株式会社の厚意で年明けのハワイ行きが「先に」決まったのは昨年10月ごろ。「マンデーもあるから、受けてみたら」。前年大会に出場し、同じ鹿児島出身で小学校時代から知る先輩・稲森佑貴の助言もあって決意した予選会での腕試しは“後付け”だった。
3日にハワイ入りし、コースを下見すると、「すごい好きな感じで打ちやすかった」。日本からスポット参戦する選手が手を焼くバミューダ芝のグリーンにも、「高麗にちょっと似ている感じで、好きなんですよね。別に苦手意識がない」と順応は早かった。「このコースだったら、もしかしたら“ワンチャン”あるかもと思って、プレ予選に出て、マンデーに出て、そうしたら、(68を出して)トップで通っちゃった」。トントン拍子で切符をつかんだ。
「まずは日本ツアーでやるべきことをやって、レベルアップできればいいかなと思っていた。まさか本当にPGAの試合に出られるとは思っていなかった。異次元な人たちの集まりだと思っていたので」。屈託のない笑顔で本音を漏らし、「楽しむだけですね。頑張って4日間できれば、また意識も変わってくるのかな」。無欲のトライを前に、胸が高鳴っている。(ハワイ州ホノルル/亀山泰宏)