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「身震いした」ザック・ジョンソンが昨年の勝利を振り返る

2007年の「マスターズ」覇者、ザック・ジョンソンに、当時の優勝した思い出に触れてもらった。

記者
「優勝が決まった瞬間、あなたはどこにいたのですか? そして、どんな気持ちでしたか?」

ザック・ジョンソン
「まだ、昨日のことのように覚えていますが、エージェントのブラッドとロッカールームにいました。他に(元プロテニスプレーヤーの)ボリス・ベッカーを始めとする人達も一緒でしたけどね」

記者
「スコアリング・テントからロッカールームへ移動したわけですね。あなたがそう決めたのですか?」

ザック・ジョンソン
「ええ、練習するつもりだったのです」

記者
「“ロッカールームで待機しろ”と言われたわけではないのですね?」

ザック・ジョンソン
「そうです。プレーオフに備えて練習したいと思っていたので、クラブハウスに寄ったのです。ラウンドを終えた後、リーダーボード上で様々な動きがありましたが、私はロッカールームで中継を観ながら休むことにしました。タイガーは17番をパーとし、18番でイーグルを奪わないと私に追いつけないことになりましたが、タイガーにチャンスが残されている限り、気が気ではありませんでした。そして、タイガーのボールがグリーンに落ちて止まった時は、信じられない気持ちになりました。“本当に自分が優勝したのだろうか?”と半信半疑で、誰かに頬をつねってもらいたい心境でしたね」

記者
「セレモニーはどんな感じでしたか?」

ザック・ジョンソン
「いちゴルフ・ファンとして、そして、“マスターズ”に出るようになってからもあのセレモニーは、毎年欠かさず見て印象に残っています。そこに今自分がいると思うと、圧倒されるような気分でした。
自分がジム、フィル、そして、ペイン理事長といることが場違いのような気がしましたし、とても現実のこととは思えませんでした。そして、グリーン・ジャケットを着せてもらった時は、身震いしましたね。まさに背筋がゾクゾクする感じでした」

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