歴代のチャンピオンだけが出席できるという恒例の「チャンピオンズディナー」はマスターズウィークの大会前、火曜日の夜に開かれる。前年度優勝したディフェンディングチャンピオンがメニューを決められることになっている。1998年に優勝したマーク・オメーラは、大好物のお寿司と刺身を選択したことは日本でも過去に報道されていた。タイガー・ウッズは過去にチーズバーガー、ポテト、ミルクシェイク（1998年）、ビーフ＆チキンステーキとお寿司（2002年）、メキシカン料理（2006年）などを選んでいる。

昨年の覇者ザック・ジョンソンは、中西部出身ということでアイオワ州産の牛肉と、奥様の出身地であるフロリダの東海岸のシーフードを選びたいと話している。ビジェイ・シンが2001年にアトランタにあるタイ料理のシェフを連れてきたという話を聞いたジョンソンは、通いつけの高級ステーキレストラン「ルース・クリス・ステーキハウス」のシェフをオーガスタに連れて行きたいと考えた。マスターズ委員会に申し出たところ、コースにいるレストランシェフを使ってほしいと却下されたという。ちょっと残念がっていたジョンソンは、また計画は考え直さないといけない・・と語る中、歴代チャンピオンと一緒に食事をすることには緊張すると思うが、これからずっとこの「チャンピオンズディナー」に出席できることは光栄だと話していた。