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全英王者P.ハリントンが「全米プロ」に照準を合わせ最終調整へ

今週、オハイオ州アクロンで、来週開催の今季最終メジャー「全米プロゴルフ選手権」に向けての調整を図るひとりが、「全英オープン」2連覇を達成したパドレイグ・ハリントン。ハリントンがこれまでインタビューで何度も答えた通り、「全英オープン」2勝目を挙げた後の祝勝会は、かなり盛り上がったようだ。

パドレイグ・ハリントン
「1年後、再びみんなで優勝を祝うことができたなんて最高でした。多くの友人や家族、そして、長年、私を支えてくれているスポンサーの関係者が集まり、とても楽しかったです。」

記者
「全英オープンはもともと厳しいコンディションで知られていますが、ここ数年は全米オープン並みの過酷な生存競争になりつつあると思いませんか?」

パドレイグ・ハリントン
「そうは思いません。99年にカーヌスティが論議を呼んだ後は、プレーしやすいコース・セッティングになったと感じます。R&Aはラフを深くしたり、フェアウェイをかなり狭くしたりするのではなく、主にアンジュレーションと風がプレーに影響するセッティングを心掛けていますから、どれもフェアなコースに思えました」

記者
「全米オープンでも全英オープンでも、最終日、トップと大きく離されていない限り、あなたは逆転優勝が十分に可能ですよね?」

パドレイグ・ハリントン
「そうですね。たとえばPGAツアーのレギュラー・イベントなら、初日から2日続けて65前後をマークしないとトップ争いはできません。でも、メジャーでは我慢のゴルフを続ければ、最終日のバックナインでチャンスを手にすることができます。独走している選手もメジャーでは油断できません。トータル・イーブンパー前後で最終日を迎えれば、優勝争いに絡めるでしょう。全米、全英、どちらのコースでも、私のようにいいプレーができればスコアを伸ばし、リーダーをとらえることができます」

記者
「スコットランドとイングランドのギャラリーを魅了し、全英オープン2連覇を達成したわけですが、それが現代のゴルフ史に残る偉業であることを実感しませんか?」

パドレイグ・ハリントン
「メジャーであと1勝を上げて通算3勝なら、この人達に並びますよ、と言われると信じられない気持ちになります。昔から憧れてきた偉大な選手と比較されるなんて光栄です。でも、今は先のことは考えず、自分のゴルフに集中することだけを心がけたいと思います。そしてキャリアの終わりに、我ながらよくやったと思えたら最高です」

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