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2018年 全英リコー女子オープン
期間:08/02〜08/05 場所:ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)

全英デビュー戦は“想定外”の出遅れ 畑岡奈紗「オーバーとは…」

海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 初日(2日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6585yd(パー72)

雨に打たれた午前中のラウンドで停滞した。19歳の畑岡奈紗は2バーディ、5ボギーの「75」で回り3オーバーの102位。優勝争いを期待されて乗り込んだ「全英」デビュー戦で、“想定外”の出遅れを喫した。

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英国らしい鉛色の雲に覆われた午前8時前。1番(パー3)をボギーで発進した後、「思うようなショットを打てない」と2ホール続けてティショットを左に曲げて3番までに3連続ボギー。「思っていないスタートになり、自分でも驚いたと」出鼻をくじかれた。

横殴りの雨が弱まると後半11番(パー5)に初バーディを奪い、14番は147ydから8Iで50cmにつけて1オーバーまで盛り返した。「最低イーブンまで」と目標を下方修正したが、難度の高い上がり3ホールで2ボギーを献上。6試合ぶりのオーバーパー発進に「オーバーになるとは思っていなかった。チャンスを作らないと予選通過は厳しい」と落胆した。

前週の「女子スコットランドオープン」(59位)で、英国東部のリンクスコースを初めて経験した。そこでの海からの風のイメージを引きずり、アドレス時に右を向き過ぎていることがショットの不調の要因と分析する。実際には今週のコースは「全英」を開催したリンクスの中で最も内陸で、風は比較的穏やか。「(風に負けない)強いショットを打ちたいと思っていたら、右を向いてしまっていた。それで、いまも引っ掛けている」と修正し切れていない。

この日のラウンド中、キャディのデイナ・ドリュー氏にティショットを後ろから見てもらった際も、「デイナがOKという位置は、わたしにはかなり左に向いている感じだった」とズレを確認した。

昼過ぎからは晴れ間が広がって好スコアも相次ぎ、午前組の巻き返しには厳しい展開。「あとは気持ちの問題。(アドレスの)向きだけ」と練習場へ急いだ。(イングランド・リザムセントアンズ/林洋平)

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