舞台はバハマ ルーキー・横峯さくらが今季初出場
2015年 ピュアシルク バハマ LPGAクラシック
期間:02/05〜02/08 場所:オーシャンクラブゴルフコース(バハマ)
未使用パター投入、気になるのは風に泥? 美香、上原、藍
米国女子ツアー「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」は5日(木)、バハマのオーシャンクラブGCで開幕する。宮里藍と上原彩子は、前日に行われたプロアマトーナメント(各選手9ホールをプレー)に出場。宮里美香は午前11時ごろにコースに現れ、練習場で調整を続けた。
■ 今年から契約フリー 宮里美香はパターを切り替え
「1回リセットした方がいい」と、米国ツアーで初優勝した2012年以来、3年ぶりにクラブ契約をフリーに戻した宮里美香。「決まったクラブしか使えないよりも、いろいろなクラブを使えることでどう進化しているのか発見できるチャンスもある。いろいろなモノを試せたらいいですね」。
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今週は早速、前週までとはパターを切り替える。昨年初めごろに受け取ったという、全身が黒くカラーリングされた『テーラーメイド ゴースト スパイダーSi』の初投入を決めた。
自身の標準としている33インチよりも3インチ長い36インチで、グリップは「初めての試み」というやや太めの仕様。「ヘッドが重いので長さは気にならないし、グリップもストロークしやすい。あとはコースで自信を持って打てるかどうか」。開幕戦で予選落ちに終わった鬱憤を晴らす助けとなるか。
■ 上原彩子はとにかく「風次第」
同じく開幕戦は予選落ちに終わった上原彩子。今週は日本にいるコーチと連絡を取り合い、ショットの調整を重点的に行ってきた。「修正というか、オフから取り組んできたことができていなかった部分があったので。再確認という感じ? そうですね」。
この日のプロアマを含めて、月曜日から計2ラウンドをプレー。ショットの調整具合は「良い感じだと思う」と、しっかり戦闘準備を整えてきた。
警戒するのは、日ごとに風向きが変わる強い海風だ。明日は天候の崩れも予想されており、「ガラッと変わるらしいですよ」と不安げ。「風次第だけど、長いホールをしっかりとしのげるように。目標スコア? やっぱり風次第になると思います」。
■ 宮里藍は“泥”も警戒
宮里藍は、アウト9ホールのプロアマトーナメントをプレーして開幕前の最終調整。「風は吹くものだと思っている。昨日と今日でまた風の向きが違っていたし、いい練習ラウンドになりました」と、やはり上空を舞う風をポイントに挙げた。
「あとは、意外とボールに泥が付く。プラス、風の影響もあると難しくなると思うので、そのあたりに気を付けたい」。この3日間で2ラウンドを重ね、繊細なジャッジが求められる状況を頭にインプットした。
パットのフィーリングは、前週に引き続いて好調を自負。この日のラウンドでは、3番(パー3)で10m近いバーディパットをねじ込んでみせた。「やるべきことはやれている。あとは風の影響を考えて、狙ったところに打てれば入ると思う」。明日の初日は、トップから4組目の午前7時40分に1番ティからスタートする。(バハマ国ナッソー/塚田達也)