「主人と決めた」横峯さくらが米ツアーQT受験へ
横峯は9位で最終日へ 有村、アマ森田は予選落ち/米ファイナルQT4日目
フロリダ州デイトナビーチのLPGAインターナショナル(ジョーンズ&ヒルズコース)で開催中の米国女子ツアーファイナルQTは4日目が終了し、7位からヒルズコースをプレーした横峯さくらは3バーディ、1ボギー「70」でプレー。通算8アンダーは9位タイに後退したが、好位置をキープしたまま明日の最終日を迎える。
4日目終了時点で予選カットラインが設けられ、通算2オーバー68位タイまでの71人が通過。アマチュアの森田遥は通算10オーバー、有村智恵は通算13オーバーで最終日に進めなかった。
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横峯が、来季ツアーのフル出場権へ堅実に歩を進めた。条件は、最終日を終えた時点の上位20人。「今日はトップ5が目標だった」というノルマには達しなかったが、2つ伸ばした。「目指すのは、もちろんトップ20。明日もしっかりアンダーパーで回れば通れると思うので、頑張りたいです」。今年4月に結婚したメンタルトレーナーの森川陽太郎さんと、28歳にして初めて決断した米ツアー挑戦。ひとまずのゴールテープは目前まで迫っている。
一方の有村は、今季賞金ランク106位でシードを喪失して回ったQTも失敗に終わった。来季も10~15試合程度は出場できる見込みだが、出場資格が降りるのを待つウェイティングも多く強いられる立場となる。「オフにいい準備をして、最初から良いシーズンを迎えられるように頑張りたい」と、悔しさを胸に押し込めるように前を向いた。
森田は2日目まで上位につけながらも、以降は大きく崩れての予選落ち。初の米ツアー挑戦は失敗に終わったが、「アメリカでのプレーはやりがいがある。できればアメリカでやりたい」と、米ツアーへの思いをさらに強めた様子。「来年も挑戦? そうですね」と、早期の再挑戦を誓った。
4日目を終えて、韓国のジャン・ハナが通算15アンダーで首位を快走。フル出場権が得られる20位の現状スコアは通算5アンダーとなっている。