<速報>L.トンプソンが首位発進 有村が29位、藍・美香らは出遅れ
2014年 ウェグマンズLPGA選手権
期間:08/14〜08/17 場所:モンローGC(ニューヨーク州)
有村智恵“リラックス”で好転、3連続バーディ締め
賞金ランク106位と不振のシーズンが続く有村智恵が、5人が出場した日本勢トップで飛び出した。海外女子メジャー「ウェグマンズLPGA選手権」初日、有村は4バーディ、3ボギーの「71」でプレー。3連続バーディで締めるスパートが効き、1アンダーの29位で初日を終えた。
午前スタートから出た前半インは、苦しい展開ばかりが続いた。「何が原因か分からなかったけど、体が硬かった」とショットが安定せず、距離があるパー4の11番、18番、折り返し後の1番とボギーを重ねる。後半6番を終えた時点で2オーバー。「ずっと考えていたけど、ティショットで飛ばさないといけない、って力んでいたと思う」。キャディの助言もあってポイントを“リラックス”に置いた途端、それまでの流れが一気に好転した。
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「7番で良いティショットが打てた」とフェアウェイに運び、3メートルにつけて1つ目。続く8番(パー3)でピン奥4メートルのチャンスを決めると、強いアゲンストの風が吹く最終9番(パー5)では、118ヤードの距離を「122から123ヤードの感覚で打った」という3打目がピンに絡んで3連続。終盤のナイスカムバックに「すごく満足です」と目を細めた。
ショットの不振が続く今季は、「ガマン強いゴルフ」を課題にしているという有村。「メジャーでガマン強くできたのがすごく良かったし、自信になった」と口調も弾む。「上がり3ホールで良いものをつかめた。明日もリラックスして回りたい」。最後に追い風に乗り、2日目への流れも築いた。
今季も残り3分の1となり、賞金ランク80位に与えられる来季シード権へ「今はギリギリの状態」と話す。初日に得た自信を、挽回への転機にしたい。(ニューヨーク州ピッツフォード/塚田達也)