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2014年 全米女子オープン
期間:06/19〜06/22 場所:パインハーストNO.2(ノースカロライナ州)

天才少女からの脱却 ミッシェル・ウィがメジャー初勝利!

ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開催された「全米女子オープン」最終日。単独首位から出たミッシェル・ウィが2バーディ、2ボギーの「70」(パー70)で回り通算2アンダーとして今季2勝目、メジャー初優勝をナショナルオープンで遂げた。

サンバイザーの大きなつばの下で、ウィは何を思っていたのだろう。最終18番。彼女はうつむいたままフェアウェイを歩き、グリーンへと足を進めた。「私は完全に我を失っていた。ぼうっとしていたの」。1メートルのパーパットを沈め、込み上げる思いを抑えるように口を手で覆った。スタンディングオベーション輪の中で、歓喜と達成感が体を突き抜けた。

予選ラウンドを単独首位で通過しながら、3日目の「72」でエイミー・ヤン(韓国)にトップで並ばれ、自ら混戦を呼んだ。しかしこの決戦の日を迎えた心境は「朝起きた時から、興奮していた」だったという。

その言葉通り、4日間で最大のピンチを前に、ウィは笑っていた。先にホールアウトしていた2位のステーシー・ルイスに3打差をつけて迎えた16番。強烈なアゲンストの風が吹くホールで、ダブルボギーを叩いた。しかし続く17番(パー3)、表情は勇気で満ちた。6メートルのバーディパットをねじ込み、右の拳を何度も振り下ろした。ルイスは「彼女はあれで勝った」と言った。最高難度のセッティングで、終わってみれば156人の出場選手のうち、唯一の通算アンダーパーをマークした選手になっていた。

5歳で100ヤードのショットを打ち、プロのトーナメントに初めて出場したのは12歳の時。その後、日本を含め男子の試合にも参戦し“天才少女”の呼び名は、いつも付いて回った。しかしツアー初勝利を挙げたのは20歳。期待が大きかっただけに、道のりは険しかった。

翌年の2010年、2勝目を挙げたが、その後のスランプは長かった。それでも「自分の力を疑ったことは何度もあった。でもサポートしてくれる家族、仲間のみんなは、私を決して見放そうとはしなかった」。プロゴルファーとして、ひとりの人間として、成長の糧になったのがスタンフォード大で過ごした4年半の時間。「ここでの友達は、ゴルフなんて知らない。それぞれの人となりを知りながら、友達になれるのがいい」。人並み外れた体格やゴルフの才能も、そこでは無縁。幼いころから特別視されてきた感覚は、ゆっくりと薄れていった。

24歳でのメジャー制覇は、もちろん遅いはずがない。でもウィは言った。「年齢なんて、関係ないの。この試合を34歳で勝とうが、24歳で勝とうがね。このトロフィに名前が刻まれることが、最も重要なことだと思うから」。天才少女の呪縛から、解き放たれた瞬間だった。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)

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